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俊輔のために磐田一丸!横浜戦で背番号10を「男」にする

[ 2017年4月8日 05:43 ]

明治安田生命J1第6節   磐田―横浜 ( 2017年4月8日    日産ス )

横浜戦に向けて調整する磐田の川又(左)と大井
Photo By スポニチ

 磐田は8日、アウェーで横浜戦に臨む。チームの昨年4月の第1ステージ第8、9節以来の連勝が懸かる一戦はMF中村俊輔(38)にとって初の古巣との対戦。チーム一丸で背番号10を「男」にする。

 7日は雨が降りしきる中、試合前日恒例のリラックスゲームなどで約1時間調整した。名波浩監督(44)は「俊輔には周りに計り知れない思いがあると思う。今までも誰かに子供が生まれたときに“そいつのために”って思う試合はあった。仲間のために戦う試合があってもいい」と改めて“俊輔ダービー”での勝利を誓った。

 イレブンの思いも同じ。中村俊から「(横浜戦で)そろそろ点を決めてくれるでしょう」とキーマンに指名されたFW川又堅碁(27)は「勝てば俊さんも試合後に気持ち良くスタジアムを見渡せる。やっぱり古巣戦は(白星を)取ってあげたいし、自分もゴールを決めたい」と第3節・大宮戦以来の得点に意欲を見せる。

 「俊さんのために、って気合は入っている」とはMF太田吉彰(33)。中村俊も、ゲーム主将のDF大井健太郎(32)から「(試合で)キャプテンマーク付けますか?」と尋ねられるなど、周囲の思いに感謝。かつてのホームで、昨季までのチームメートらから厳しいチェックも覚悟の上で、磐田に08年6月以来となる日産スタジアムでの勝利をもたらす決意を強くしている。

 「大事なのは気持ちもそうだが、俊輔のプレーのサポートも大事にすること」と名波監督。静岡ダービーに続く“ダービー連勝”で、背番号10の凱旋を飾る。

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2017年4月8日のニュース