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G大阪 フィニッシュの精度欠く…今季リーグ戦初の零敗

[ 2017年4月8日 05:30 ]

明治安田生命J1第6節   G大阪0―1広島 ( 2017年4月7日    吹田ス )

広島に敗れガックリ肩を落とすG大阪イレブン(右端は広島・工藤)
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 G大阪は広島に0―1で敗れた。後半7分に元日本代表FW工藤壮人(26)に決められた。今季リーグ戦では初の無得点で、開幕から続いた無敗記録も「5」でストップ。広島は待望の今季初勝利を挙げた。

 またしても宿題を解くことができなかった。今季勝ち星がなかった広島に初勝利を与え、開幕からのリーグ負けなし記録は「5」でストップ。今季初の無得点でG大阪がリーグ初黒星を喫した。

 「お付き合いしたわけではないけど…」。MF遠藤は前置きしつつ「ボックス内でのシュートが少ない。中央を固めてくる相手を崩し切るのは難しいけど、前線に選手がいなかった。きょうはアイデア不足。きょうみたいな展開はある。全員がアイデアを出さないといけない」と3バックを採用する相手に対して、リスクを冒さなかったことを指摘した。

 今季公式戦5勝2分け3敗。3月1日のACL済州(韓国)戦からは3バックを採用して、リーグ戦は悪くないスタートダッシュを決めた。だが3バックの相手には2分け3敗と1度も勝っていない。ゴール前の守備を固めてくる相手に、フィニッシュの精度とリスクをかけた攻撃がより求められるが、一番大事な部分で詰め切れていない。長谷川監督は戦前、浦和や広島を例に「ワインだって熟成だけがおいしいわけじゃない。新しいものが良い味を出す時もある」と気丈に話したが、広島に一日の長があった。

 1勝2敗の3位につけるACL。11日にアウェーで戦う江蘇蘇寧(中国)も3バックで臨んでくることが有力。遠藤は「次、負ければ終わってしまう」と危機感を隠さない。苦手な3バックを克服しない限り、タイトルは見えてこない。

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