Ｊ２町田　ＦＷ中島が快挙　後半４２分から８分間でハットトリック達成

　明治安田生命Ｊ２リーグは８日、各地で第７節第１日の８試合が行われ、町田のＦＷ中島裕希（３２）が敵地のレベルファイブスタジアムで行われた福岡戦の後半４２分から８分間でハットトリックを達成する離れ業を演じた。

　中島のハットトリックはＪ２初。チームでは２０１２年４月３０日の横浜ＦＣ戦（ニッパ球）でＦＷ鈴木崇文が決めて以来５年ぶり２度目で、今季Ｊ２リーグ戦では初のハットトリック達成となった。

　先発出場していた中島は０―１で迎えた後半４２分に頭で同点ゴール。４５分に再び頭で逆転ゴールを決めると、５分が掲示されたロスタイム終了間際の５０分、無人のゴールに偉業を達成するゴールを決めた。

　昨季Ｊ１だった福岡は途中出場していたＭＦジウシーニョが後半２１分にこぼれ球を押し込んで先制。町田は直後の後半２６分に増田が２枚目のイエローカードを受けて退場処分となったが、数的不利をものともせず、敵地で逆転勝利をものにした。

　日本がワールドカップ（Ｗ杯）初出場を果たした９８年フランス大会へともにＤＦとして出場した福岡・井原正巳監督（４９）と町田・相馬直樹監督（４５）の対決でも話題を呼んだ１戦は劇的な結末となった。