鹿島ＦＷ高崎がＪ２松本へ期限付き移籍「残念ながら貢献できておらず…」

　Ｊ２松本は３０日、Ｊ１鹿島からＦＷ高崎寛之（３０）が期限付き移籍で加入すると発表した。移籍期間は２０１６年４月１日から２０１７年１月３１日まで。背番号は２９に決まった。

　茨城県出身の高崎は、駒沢大から２００８年にＪ１浦和入りしたが出場機会に恵まれず、０９年に期限付き移籍したＪ２水戸で１９ゴールをマークしてブレーク。翌１０年に浦和へ復帰したが出場機会に恵まれず、１２年に当時Ｊ２だった甲府へ完全移籍した。１３年にＪ２だった徳島へ完全移籍して２年間プレーした後、１５年に鹿島へ移籍したが、同年途中から当時Ｊ１だった山形へ期限付き移籍。今季から鹿島へ復帰したが、ここまで公式戦出場はなかった。リーグ戦の通算成績はＪ１が７４試合１０得点、Ｊ２が９８試合２６得点。

　高崎は松本を通じ、「松本はスタジアムの雰囲気が良く、サポーターも近いため選手に大きな力を与えてくれると認識しています。早くチームの戦術を理解し、ピッチに立つため、練習から全力で取り組んでいきますので、応援をお願いいたします。１年でＪ１へ復帰しましょう！」とコメント。

　鹿島を通じては、「今シーズン、アントラーズに復帰してこれまで以上の熱意をもってトレーニングに取り組んできました。すべてはチームがタイトルを獲得するためですが、残念ながら今のところ試合でチームに貢献できておらず、皆さんの期待に応える事が出来ていません。その現状をしっかりと受け止め、選手としてここから更にレベルアップするために松本への期限付き移籍を決断しました。皆さんの期待に応えられるような選手になり、アントラーズから必要だと言われる選手になって戻ってきたいと思いますので、これからも応援をお願いいたします」と談話を発表している。