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ヒール空振りで沸かせた!ハリル監督「美しい夜」後半スローダウンには苦言

[ 2016年3月30日 07:12 ]

<日本・シリア>後半、ラインを割ったボールをトラップしようと試みるも失敗するハリルホジッチ監督

W杯アジア2次予選E組 日本5―0シリア

(3月29日 埼玉)
 日本代表のハリルホジッチ監督は「美しい夜だった」と称賛した上で、最終予選に向けた課題を口にした。

 立ち上がりは激しいプレスでボールを奪い、素早く攻撃につなげる理想の展開だったが、前半30分以降はスローダウン。後半だけで10本のシュートを浴び決定機もつくられただけに「スペクタクルな時間に得点できずに相手に自信を与えた。攻撃時にいかにオーガナイズをキープするか。まだ我々はそのレベルには達していない」と指摘した。後半34分にはベンチ前に飛んできたボールをヒールキックしようとして空振り。采配以外でもアグレッシブな一面を見せた。

 9月に始まる最終予選の組み合わせ抽選は4月12日。第2ポット以下が確定しており「第2段階(最終予選)はもっと難しくなる。タクティクス、フィジカル、メンタル、テクニック、全てを伸ばす。特に得点能力をもっと伸ばしたい」と力を込めた。テレビの仕事で4月2日のバルセロナ―Rマドリード戦を解説するため、30日に渡欧予定。世界最高峰のプレーを肌で感じて、日本の強化に生かす。

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2016年3月30日のニュース