×

手倉森監督 日本は「五輪出場国の中位ぐらい」

[ 2016年3月30日 05:30 ]

スポルティングとの練習試合を見守る手倉森監督

 U―23日本代表の手倉森誠監督(48)が日本をリオデジャネイロ五輪出場国の中位に位置付けた。ポルトガル遠征から29日に帰国する前にポルテラ空港で取材に応じた。25日のU―23メキシコ代表戦、28日のスポルティングB戦を経験。日本が2―1で勝ったロンドン五輪王者のメキシコ代表は、28日にU―23ポルトガル代表に0―4で敗れたことも踏まえ「(日本は)五輪出場国の中位ぐらいに位置するんじゃないか」と判断した。

 68年メキシコ五輪以来、48年ぶりのメダル獲得を目指すために「試合のコントロール力、攻守でのコンビネーションを高めていければ。あとは選手一人一人が万全になること」と課題も挙げた。その上で「大味なサッカーをしない覚悟で臨めば何か起こせそう」と台風の目になる意気込みだ。

 今回の遠征で手応えも得た。「球際、攻守の切り替えの部分でチームはいい水準に達した。それがノーマルになった。逃げるやつがいなくなった」と評価。選手たちは世界基準に届きつつある。より一層鍛え上げて、手応えを確かなものにする。

続きを表示

2016年3月30日のニュース