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GK西川 日本人初の6戦連続完封!攻撃でも貢献、2得点絡む

[ 2016年3月30日 08:50 ]

<日本・シリア>後半、相手のシュートを防ぎに行く西川(右)

W杯アジア2次予選E組 日本5―0シリア

(3月29日 埼玉)
 GK西川が攻守で存在感を見せた。チームは2次予選全8試合を無失点で終え、自身もW杯予選で日本人GKとして初の6試合連続完封を樹立。後半41分の至近距離からのボレーは左足で、同ロスタイムにもヘディングシュートをブロックするなど、終盤にはスーパーセーブを連発した。「味方がきつくなってくる時間でしっかりゴールを守ることができた」と満足げに振り返った。

 この日は攻撃でも貢献。後半21分の香川、後半41分の本田のゴールは、いずれも西川の早いリスタートから生まれたもの。2得点に絡む活躍で「自分から始まったゴールはGKとしてもうれしい」。24日のアフガニスタン戦に東口が先発し、川島も代表に復帰して正GKの競争が再び激化する中、ハリルホジッチ監督からも「難しい場面を西川が止めてくれた」と高い評価を得て「ゴールを守るだけじゃない。ゴールを目指すGKになれれば」と誓った。

 ただ、さらなる強敵が待ち受ける最終予選へ向け、守備陣は課題も露呈した。チーム全体が前掛かりとなった1―0の後半17分には左ポスト直撃のシュートを放たれ、同20分にもあわやのシュートを打たれた。終盤にも速攻から数的不利になる場面も目立ち、吉田は「守備はきょう評価できるところがない。攻めている時のリスクマネジメントをしっかりしないといけない」と気を引き締め直していた。

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2016年3月30日のニュース