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U―22代表候補が病院慰問、遠藤「勇気と感動を」大島「力頂いた」

[ 2015年10月28日 21:14 ]

 佐賀合宿中のU―22日本代表候補の選手とスタッフが28日、佐賀市の県医療センター好生館を慰問した。

 手倉森監督の希望のもと、J1鳥栖の協力を得て実現。指揮官は今回の訪問について「ただサッカーがうまくて代表選手に選ばれるのではなくて、日本代表に選ばれるからには、人としても何かを感じられる人になってほしいという思いがあります。スポーツ選手は五体満足で、普通の人よりもたくましい体があるからこそスポーツを続けられ、日本の代表になれます。日本代表ともなれば、国民の希望や生きがいにならなければいけない、という考えを自分は持っており、選手たちにはそれに気づいて欲しかったという意図が今回の訪問にはありました」と説明した。

 小児病棟を訪問したMF遠藤(湘南)は「自分たちが頑張っている姿や結果を残すことによって、少しでもきょう会った子供たち、そして全国で病気を患っている子供たちに勇気や感動を与えられるようなプレーをしなければいけない、と思いましたし、自分たちにできることはそれくらいしかない、と感じました」。緩和ケア病棟を訪問したMF大島(川崎F)も「自分たちがオリンピックを目指して活動している選手として“頑張って”と声を掛けていただき、逆に凄く力をいただきました。新聞やテレビを通して良い結果を伝えなければいけないという責任感がより一層芽生えました」と、U―22日本代表としての責任感を強くしていた。

 手倉森監督は「“サッカーで戦う”という前に“どうやって生きるか”という“人間味”の部分を感じられた時間になったのではないかと思います」と話した。

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2015年10月28日のニュース