ジーコ氏　協会の推薦得られず…ＦＩＦＡ会長選の出馬を断念

ＦＩＦＡ次期会長選への出馬を断念した元日本代表監督のジーコ氏（ＡＰ）

　元日本代表監督のジーコ氏は２６日、ＦＩＦＡ会長選挙への出馬を断念したことを地元ブラジルのラジオ番組で明らかにした。立候補に必要な加盟５協会の推薦が得られなかったという。「ＵＥＦＡの動向に左右されてしまった」と述べ、２６日のＵＥＦＡ理事会で全会一致の支持を受けたインファンティノ事務局長（スイス）の立候補が影響したと説明した。

　立候補締め切り日の２６日、アジア連盟のサルマン会長（バーレーン）とリベリア協会のビリティ会長の出馬も判明。英ＢＢＣは立候補者について、暫定活動停止処分を受けたＵＥＦＡのプラティニ会長のほか、ヨルダンのアリ王子、シャンパーニュ元ＦＩＦＡ副事務局長（フランス）、元トリニダード・トバゴ代表のナキド氏、南アフリカの実業家セシュワレイ氏ら８人と伝えた。