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甲府、鹿島下して6連敗でストップ 樋口監督興奮「1つのきっかけに」

[ 2015年5月2日 17:35 ]

J1第1S第9節 甲府1―0鹿島

(5月2日 カシマ)
 6連敗中だった甲府が敵地で鹿島に1―0で勝ち、3月14日の第2節・名古屋戦(中銀スタ)以来7試合ぶりとなる今季2勝目をマークした。

 後半2分、相手FW高崎のバックパスに反応したFW阿部拓が浮き球で前線へ送り、これをルーキーFW伊東が胸トラップから右足で決勝ゴール。リーグ戦初スタメンで決めたリーグ戦初ゴールがチームの6連敗を止める値千金弾となった22歳の若武者は「何とか流れを変えたいと思っていた」と試合前の心境を語り、「前半チャンスで1本決めきれなかったので、後半はワンチャンスをものにしたいと思っていた」と振り返った。

 49日ぶりの白星に泣きだすサポーターも続出する中、今季からチームを率いる樋口監督は「6連敗の中、なかなかきっかけがつかめない試合が続いていたが、きょう勝利できて本当に重要な試合になった」と興奮気味。6連敗となった4月29日の前節・浦和戦(中銀スタ)後には怒ったサポーターがスタジアムに居残り、指揮官自ら謝罪する事態に発展していたこともあって表情に安どの色がにじんだ。

 「きょうの試合が1つのきっかけになると思うし、しなくちゃいけない」と樋口監督。次節からは今季J2から昇格してきた松本、湘南、山形との対戦が続くが、伊東は「6連敗という負の連鎖が断ち切られたので、ここから連勝したい」と語気を強めた。

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2015年5月2日のニュース