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清水・大前、打ち合い上等「3点取っても勝てないなら4点取る」

[ 2015年5月2日 05:30 ]

開幕戦以来の勝利を狙う大前

J1第1S第9節 清水―柏

(5月2日 柏)
 打ち合い上等!清水は2日、アウェー柏戦に臨む。ここまでリーグ3位の14得点を挙げている相手に対し、エース大前元紀(25)は「守備を助けられるように、点を取って勝たないとダメ」とゴールを約束。柏と点取り合戦が予想される中、3月8日の鹿島との開幕戦(アイスタ)以来55日ぶりの白星を呼び込む。

 やられたら、やり返す。柏戦を控え約2時間の非公開練習を終えた大前は「やることは変わらない。ホーム、アウェー関係なく勝たないといけない」とキッパリ。

 今季8戦全てで得点し、リーグ3位の14得点を誇る柏には、「失点をなくすことは必要。でも点を取って勝ちたい。3点取っても勝てないなら、4点取る」と真っ向から打ち合う姿勢を見せた。

 ゴールの重要性を痛感している。前節4月29日の山形戦(アイスタ)では前半26分にFWウタカへのロングパスで今季初アシスト。だが、3―0の後半34分にベンチに下がると、チームは立て続けに3失点。大量リードしながら余裕を持てず「(自分を含めて)4点目を取りにいければ良かった」と、追加点を奪えなかったことを悔やんだ。

 柏は元日本代表FW工藤壮人(24)やFWレアンドロ(30)ら強力な攻撃陣を擁し、ACLでは2年ぶり16強と乗っている。前節の川崎F戦(等々力)でも4得点を奪うなど「個々の能力は高いし、ハマったら強い」と警戒するが、失点数はリーグ12位タイの12失点と付け入る隙は十分ある。

 累積警告による出場停止から復帰予定だったMF本田拓也主将(30)がこの日の練習で左足の甲を痛め、欠場が濃厚。山形戦に続き、主将マークを巻く可能性が高まり「巻いている時は結果を出している。“俺がやらないと”という自覚を持ってやりたい」と背番号10。華麗なゴールを生み出し、清水逆襲の足掛かりを築く。

 ▼大榎克己監督(50) 押し込まれることは想定内。最初から引いて守ろうとは思っていない。

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2015年5月2日のニュース