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松本・反町監督、8戦で勝ち点8に「このままじゃダメ」

[ 2015年5月2日 05:30 ]

選手のクールダウン中に柴田コーチ(右)と話をする反町監督

J1第1S第9節 松本―新潟

(5月2日 松本)
 2日にホームで新潟と対戦する松本は1日、松本市内で最終調整を行った。現在、第8節を終え勝ち点8で14位。残留圏内にとどまっているものの、反町康治監督(51)は「このままじゃダメ」と、危機感をあらわにしている。

 ファーストステージの折り返しとなる第9節を前に、普段は「先のことは見ない」と勝ち点の皮算用はしないとしてきた指揮官が「8試合で勝ち点8か」と自ら話を切り出した。「今は(順位が)下のチームがいるからのほほんとしているけど、普通はまずいぞ」と、語気を強めた。

 ギリギリで残留した15位チームの勝ち点を過去10年で見てみると、全試合数と同数の34以下のチームはなし。平均は38・0点で、データ上では1試合あたり1・12点の積み上げが残留ペースとなっている。山雅の現状はややスローペースだ。

 現在15位につける新潟について、指揮官は「(前節、新潟と対戦した)FC東京もシュートを4本しか打たせてもらえなかった。今の順位がおかしい」と警戒。今季5得点を挙げている相手FWラファエル・シルバは累積警告により出場停止、代役は1メートル95で空中戦に強いFW指宿が候補だ。8試合で18度と警告数の多いチームで「肉弾戦になる」と球際での激しい競り合いが予想される。

 「下位に低迷しているが、チームがどのように折り返せるか、この一戦に懸かっている。ホームで最高の勝ち点を取りたい」。アルウィン連勝で、チームの歩みをJ1定着モードに乗せる。

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