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武藤、マインツ来週にも交渉へ!チェルシー移籍ほぼ消滅

[ 2015年5月2日 05:30 ]

FC東京の武藤

J1第1S第9節 FC東京―川崎F

(5月2日 味スタ)
 FC東京の日本代表FW武藤嘉紀(22)の今夏の移籍先として、ドイツ1部マインツが最有力となっていることが分かった。関係者によれば、いち早くオファーを出したプレミアリーグの名門チェルシーへの移籍がほぼ消滅。ここに来て本格的に動きだしたマインツへの移籍が急浮上しているという。

 3月上旬にオファーを出したチェルシーは武藤の将来性を含めた実力を高く評価。破格の移籍金と5年契約を用意した。だが、関係者によれば、武藤も世界屈指の強豪からのラブコールに心が揺れたものの、回答期限が4月中に設定されていた中、試合に出られる環境などを最優先し、チェルシーからのオファーを断る決断を下したという。

 その中で浮上したのが、岡崎の活躍により新たな日本人の獲得を画策していたマインツだった。既にマインツ関係者が来日し、近日中にもFC東京の試合を視察する予定で、チェルシー、ザルツブルクに続き獲得オファーを出すのは確実な状況。FC東京のクラブ幹部も1日、現時点で正式オファーは届いていないものの、マインツから獲得の打診が届いていることを認めた。

 来日しているマインツのクラブ関係者に加え来週にも同クラブの幹部が来日する予定で、関係者によれば「武藤と直接交渉する」という。武藤も日本人選手が多く在籍するドイツ移籍を希望しているようで、その直接交渉次第で移籍話が一気にまとまる可能性もある。

 この日は、2日の川崎Fとの多摩川クラシコに向けて最終調整した。4月29日のアウェー新潟戦から中2日とあって万全ではない。それでも「まずはFC東京のファーストステージ優勝に貢献することに全力を注ぎたい」と常々話しているように、結果を求めていく。まずは目の前の敵を撃破し、チームを3連勝に導く。

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2015年5月2日のニュース