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長谷川監督、不発の宇佐美に苦言 惜しいシュートも「他に見せ場なかった」

[ 2015年5月2日 16:48 ]

J1第1S第9節 G大阪0―1浦和

(5月2日 埼玉)
 勝てば首位に立つ浦和戦に0―1で敗れ、浦和との勝ち点が4差に開いたG大阪の長谷川監督は、さすがに厳しい表情だった。

 「うちの2トップが全く運動量が少なかった」と不発に終わった宇佐美、パトリックへの苦言から切り出すと、過密日程の中で戦った選手たちを労った後で再び2トップに言及。

 「きょうの試合は2トップの運動量っていうところがちょっと物足りなかった。足が痛いのもあるし、連戦で疲れているのもあるが、こういう試合で前線が起点になるとか、前で頑張ってチャンスを作ることができるとチームも押し返すことができる」と繰り返し苦言を呈し、先制された後の後半ロスタイムに相手GK西川の好セーブに阻まれた宇佐美のシュートについても「(チャンスは)あれぐらいで、他に見せ場はなかったんじゃないか」と若きエースにあえて厳しい言葉を投げかけた。

 昨年11月22日に埼玉で対戦した際には、優勝に王手をかけていた浦和に2―0で勝って勝ち点2差に詰め寄り、そこからG大阪が逆転優勝。だが、その直接対決で宇佐美は時には3人に囲まれるなど徹底マークに遭い、ノーゴールに終わっていた。

 あれから161日。前節まで6試合連続ゴールを決め、ここまでリーグ最少4失点の浦和戦を前に「堅守ですけど、脅威を与えられるほどではない」と言い放っていた宇佐美だったが、悔しさの残る1戦となった。

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2015年5月2日のニュース