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ペッツァイオリ監督 独流でC大阪再生を!V弾ゲッツェは教え子

[ 2014年7月15日 08:59 ]

川崎F戦を前に意気込みを語るペッツァイオリ監督

 C大阪は14日、リーグ再開となる15日の川崎F戦(金鳥スタ)を前に大阪市此花区で調整した。リーグ戦初陣となるマルコ・ペッツァイオリ監督(45)はW杯ブラジル大会を制したドイツ流でJに新風を吹き込む構えだ。

 早朝に朗報が届いた。ブラジルW杯決勝で出身のドイツが優勝。しかも決勝点を決めたのが、同国U―17代表監督時代の教え子だったゲッツェだ。「教えた選手がさらに成長して素晴らしい舞台で活躍した」と喜びを口にし、親交のあるレーブ監督にも祝福メールを送ったという。

 ドイツは90年代の代表チーム低迷を受けて00年代から育成世代の強化に着手、同時に若年層からA代表まで同じコンセプトのサッカーを目指してきたが、その輪の中にいたのが、ペッツァイオリ監督だ。U―15、16、17で代表監督を務め、09年にはU―17代表で欧州制覇。その後はレーブ監督のもとでフル代表でコーチ入りする話もあった。6月に来日し、時間の限られた中で試したシステムは、ドイツ仕込みの4―3―3だった。世界のトレンドとなったサッカーを大阪で体現し、リーグ13位と低迷するチームを立て直すつもりだ。

 この日合流したFWフォルランは、足首の負傷もあり欠場が決定。一方でU―18の阪本をベンチ入りさせるなど若手への信頼は厚い。「あすは難しい相手だが私はポジティブな人間。毎試合、勝ちたいね」。満員のキンチョウでいよいよ世界一システムがベールを脱ぐ。

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2014年7月15日のニュース