今週の丸山元気!

末脚期待ネイチャーポイント 「タメる競馬でどこまでやれるか」 

[ 2015年12月4日 05:30 ]

 今週は土日合わせて12鞍に騎乗します。

 ネイチャーポイント(土曜1R)の前走は最後にいい脚を使ってくれましたね。展開次第になると思いますが、今回もタメる競馬でどこまでやれるかですね。

 ネイチャーセンス(土曜6R)は稽古の時計は悪くはありませんが、他馬を怖がったり子供っぽいところがあります。その辺が実戦にいってどうかですね。

 マキノジェット(日曜5R)は中間乗りましたが、まだ全体的に緩さが残っています。メドの立つ競馬ができればいいですが…。

 バーバリライオン(日曜7R)は芝ではもうひとつでした。ダートで変り身があればいいですね。

 今週も応援をよろしくお願いします。

 【山崎の見解】
 ●土曜日(12月5日・中山)
 1R ネイチャーポイント ☆☆
 前走はメンバー最速の上がりを使い5着。勝ち馬には離されたがメドの立つ内容で、展開ひとつで上位食い込みも可能か。使いつつ力強さが出てきたギンゴー、2戦連続で2着のシゲルヒラマサ、差す競馬が安定してきたデルマジロキチが上位候補か。

 3R シゲルマトウダイ ☆
 初戦は頭を上げるなど若さを見せ14着。競馬を経験した今回はもう少しやれそうだが、上位争いまでとなると…。2戦連続で2着のウムブルフ、レースセンスが良いウエヲムイテアルコ、中山は合いそうなショウナンラピュタが上位候補か。

 4R マカエラ ☆☆
 初戦は伸びずバテずで8着。距離延長はプラスに出そうで、前々で運べれば粘り込みも。血統からダート替りは歓迎のマイネルビクトリー、一叩きされて上積み大きいロイヤルジレンマ、前走の末脚に見所があったコパノミリアンが上位候補か。

 6R ネイチャーセンス ☆☆
 まだ幼さはあるようだが、最終追い切りではダートコースで水準以上の時計をマーク。短距離向きの素軽いフットワークをしており、初戦から差のない競馬が可能。馬体が良く動きも及第点のアルティマチャーム、坂路中心に入念に乗り込まれているグローリアスクロワ、最終追い切りで先着するなど一追い毎に良化を示しているスパイラルアップが上位候補か。

 ●日曜日(12月6日・中山)
 1R シゲルコブダイ ☆☆
 好位追走から渋太く粘り0・4秒差5着だった新馬戦の内容は評価できる。馬体減りするタイプで休み明けはむしろ歓迎。乗り込みも十分で一変しても不思議ではない。3戦連続で2着のクリプトスコード、やや急仕上げだった前走でも見せ場十分だったフレッシュギャル、ダート替りは歓迎のブロワが上位候補か。

 2R プレアマール ☆☆
 前走は先行して最後まで渋太く粘り4着。開幕週の中山向きの先行力があり、叩いた今回は上位食い込みも可能か。前走は脚を余したファータグリーン、前走の走破時計は優秀で素質高いチェッキーノ、若さは残るが能力あるバトルグランドリイが上位候補か。

 4R ヨアソビ ☆☆
 休み明けになるが、北Cコースで66秒台と好時計をマーク。先行できる器用さもあり、今回のメンバーなら粘り込も十分可能か。いい決め手を持っているフロンテアクイーン、一叩きされて動きが良くなったグリントオブライト、前走は包まれて不完全燃焼だったジェラシーが上位候補か。

 5R マキノジェット ☆
 入念に乗り込まれているが、若干太目で追い切り時計ももう少し詰めてほしい現状。使いながら良くなるタイプか。好馬体で時計も及第点のクインズコイヌール、最終追い切りで良化を見せたリスキービューティ、一追い毎に動きが良くなっているユニバーサルソングが上位候補か。

 7R バーバリライオン ☆
 芝を試した前走は見せ場なく10着。叩いた上積みと走り慣れたダート替りで前進があればいいが…。前走快勝で勝ち時計も優秀なスリラーインマニラ、距離短縮は好材料のレディエントブルー、持ち時計上位のタイセイラルーナば上位候補か。

 8R スズカオーショウ ☆☆☆
 使い詰めのせいか前走は大きく負けたが、3~4走前に2、3着があるように500万でも力は通用。休み明けになるが最終追い切りの動きは上々。今回のメンバーなら上位争いは十分可能。堅実なサビーナクレスタ、中山は相性が良いツウローゼズ、前走は不利があったハルコマチが強敵か。

 10R カフェリュウジン ☆☆☆
 前走は逃げ粘り0・2秒差3着だったが、4走前には後方から追い込んで0・2秒差4着と自在性がある。3勝を挙げている中山に替わるのは好材料。今回も上位争いは十分可能。前走は外々を回りロスの多い競馬だったマリオーロ、相手なりで堅実なウインフェニックス、好仕上がりのサトノキン グリーが強敵か。

 11R パイメイメイ ☆☆
 終いの脚は堅実で、9戦連続で掲示板確保。今回は昇級初戦になるが、53キロの軽ハンデで中山コースも実績があり、差のない競馬ができそう。前走は着差以上に強い内容だったプレシャスルージュ、ダートでは底を見せていないニットウスバル、マイペースなら渋太いヴィクタシアが上位候補か。

 ▽丸山元気 1990年群馬県伊勢崎市生まれ。日本中央競馬会(JRA)の騎手。美浦トレーニングセンターの根本康広厩舎所属。競馬学校25期生。2009年3月1日、中山3Rでデビュー。同年7月11日、札幌2Rでオンザスローンに騎乗し初勝利を挙げた。2011年5月8日、新潟11Rでセイクリッドバレーに騎乗し重賞初勝利。同年10月13日、シェアースマイルでエーデルワイス賞に騎乗し地方交流重賞初制覇。

 ▽山崎啓介 1982年生まれの北海道出身。2007年に専門紙「一馬(現・優馬)」に入社した新米トラックマン。美浦の想定班で、若手の調教師、騎手との繋がりが深い。現在も「優馬」のホープとなるべく、日々勉強中。

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