今週の丸山元気!

アユサン G1馬で素質は見劣らない

[ 2014年2月28日 05:30 ]

 今週は土日合わせて13鞍に騎乗します。今週も楽しみな馬が揃いました。

 マルシアーノ(土曜7R)は普段から乗っていますが、いい馬ですよ。500万を一度勝っていますし、人気の逃げ馬を見ながら競馬ができそうですからね。楽しみです。

 シルクエルドール(土曜9R)は状態は変わらずいいですよ。500万でも力は足りますし、今回は出たなりの競馬をしたいと考えています。

 フェブノヘア(土曜10R)の前走はいい内容でした。今回もうまく脚をタメて終いを生かしたいですね。

 アドマイヤネアルコ(土曜11R)は力はある馬ですが、すんなりと先手を奪えるかどうかがポイントになります。

 アユサン(日曜11R)は休み明けになりますが、しっかり乗り込んで先週の動きも良かったですよ。強いメンバーが揃い楽ではないと思いますが、アユサンもG1馬ですからね。素質は見劣らないと思いますし、アユサンらしい競馬で春の最大目標であるヴィクトリアマイルに向けていいスタートが決まれば、と思っています。

 今週も応援をよろしくお願いします。

◎山崎の見解
土曜日
1Rヒミノマンサク ☆
 発馬が安定せず成績も上がってこない。鞍上の腕でどこまで変わるかだが…。惜敗続きも安定感があるシゲルリクチュウ、前走の終いの脚が目立っていたレモンティー、スタートセンス抜群のワンダーライツが上位候補か。

3Rエンジェルキック ☆☆
 距離短縮が功を奏し、前走は渋太く食い下がり0.3秒差の5着。叩いた上積みと距離の慣れが見込める今回は更に上位も可能か。前走は不利がありながらも2着だったカレンステイシー、先行力があり小回りが合うグッドウェーブ、持ち時計上位のデクラレーションが上位候補か。

6Rアドマイヤキンカク ☆☆☆☆
 前走は内で包まれ位置取りが悪くなり不完全燃焼。現級で2着2回の実績があり、追い切りの動きも抜群。スムーズなら上位争い可能。2戦連続で2着のケイティープライド、終い堅実なダノンドリーム、気性面が成長してきたディアデラバンデラが強敵か。

7Rマルシアーノ ☆☆☆☆
 前走は楽に抜け出し快勝。滞在競馬が合っている印象で、再度、牝馬限定戦の500万なら上位争い必至。2戦連続2着のオツウとの一騎打ちが濃厚だが、復調気配のスターライラック、前走の終いの脚が目に付いたブルーメリディアンも侮れない。

8Rクリノサンタクルス ☆☆
 前走は3コーナーで競走中止をした馬のアオりを受けたが、メンバー最速の上がりを使い7着に健闘。スムーズに運べれば上位食い込みも可能か。揉まれ強くなり成績が安定してきたトーセンツリー、折り合いがカギだが素質は高いアドマイヤライン、決め手上位のメイショウテッサイが上位候補か。

9Rシルクエルドール ☆☆☆
 レベルが高かった前走で4着。差し有利な展開のなか、先行して走破時計1分43秒9は優秀で、今回のメンバーなら上位争い可能。1000万でも3着がある実力馬マジカルツアー、小回り向きの先行力があるマグネイト、展開の助けは必要だが終いの脚はしっかりしているメイショウビリーヴが強敵か。

10Rフェブノヘア ☆☆☆
 今までは先行していた馬だが、前走は差す競馬で4着と収穫ある内容。最終週の馬場なら更に上位も可能か。メンバーの揃っていた前走で2着と能力高いラインスピリット、前走の勝ち時計が優秀なマイネルパシオーネ、ハミを換えた効果が見られたクラウンルシフェルが強敵か。

11Rアドマイヤネアルコ ☆
 過去に現級でも2着の実績があるが、今回は同型が多数出走で厳しい展開が予想される。すんなり運べればもっとやれる馬だが…。長くいい脚を使うゴールドブライアン、素質が開花したアーカイブ、小倉は相性が良いユキノサムライが上位候補か。

日曜日
1Rブラウンサターン ☆
 叩いた上積みは見込めるが、まだ追い切りの動きが物足りない。あと数戦使ってからか。2着が3回あるバンズーム、追い切りで好時計をマークしたサブリメイション、前走は不利があったクラウンデピュティが上位候補か。

2Rグランパレ ☆
 直線で差を詰めるが、ワンパンチ足りない。現状では展開の助けが必要。高いレベルで安定しているトルセドール、スタートセンス抜群のスプラッシュアゲン、叩いて動きが良くなったコウヨウシャトーが上位候補か。

3Rナイスクオリア ☆
 前走が見せ場なく大敗。初ダートでどこまで変わるかだが…。中山替わりは好材料のドラムメジャー、粘りが増してきたアクシア、控える競馬をした前走が見所十分だったジャックポットが上位候補か。

8Rフィアレス ☆☆☆
 現級勝ちを含め500万での好走歴は多数。モタれる面など課題は残っているが、今回のメンバーなら流れひとつで上位食い込みも可能か。安定感抜群のレッドエンブレム、叩いて動きが一変したキープインタッチ、渋太さあるエンシェロアスールが強敵か。

11Rアユサン ☆
 年明けから入念に乗り込まれて態勢は整った様子だが、さすがに今回は相手が強い。ここでどれだけやれるか試金石の一戦。渋太さがあるトウケイヘイロー、中山巧者のヴェルデグリーン、充実一途のアルキメデスが上位候補か。 

 ▽丸山元気 1990年群馬県伊勢崎市生まれ。日本中央競馬会(JRA)の騎手。美浦トレーニングセンターの根本康広厩舎所属。競馬 学校25期生。2009年3月1日、中山3Rでデビュー。同年7月11日、札幌2Rでオンザスローンに騎乗し初勝利を挙げた。2011年5月8 日、新潟11Rでセイクリッドバレーに騎乗し重賞初勝利。同年10月13日、シェアースマイルでエーデルワイス賞に騎乗し地方交流重賞初制覇。

 ▽山崎啓介 1982年生まれの北海道出身。2007年に専門紙「一馬(現・優馬)」に入社した新米トラックマン。美浦の想定班で、若手の調教師、騎手との繋がりが深い。現在も「優馬」のホープとなるべく、日々勉強中。

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