【三国・モーターボート大賞】太田カド一撃!!G2初制覇

[ 2018年3月29日 05:30 ]

G2初制覇を4カドまくりで決めた太田
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 ボートレース三国のG2「モーターボート大賞」は28日、第12Rで優勝戦が行われ、太田和美(45=大阪)が4コースのカドからコンマ05の鋭発を決め、一気に絞ってG2初制覇を決めた。人気の今垣光太郎は4着に沈んだ。

 予選道中はターンに違和感を抱えていたが、最後の最後にぴったりと合わせてきた。レース直前、後輩に「優勝したら電車の時間を遅らせるわ」と話していたという。それだけ手応えを感じていた。「(スタートに自信のある)重成君が隣枠だった。その並びも良かった」。先に仕掛けたのは5コースの重成。太田も伏せ込んで自信のスリット通過。大一番でコンマ05。さすがの勝負根性だった。

 98年にグランプリを制した時のような強烈なカド一撃。現在は出走回数不足でA2に甘んじているが、全盛期を思わせる破壊的な戦いぶりだった。

 「(A2では)まだ走れるレースが限られている。ダービーまでは我慢と思っていたが、この優勝はいいきっかけになるね。これで落ち着いて走ることができる」

 来春のクラシックの権利は得た。さらには今年のオーシャンCの権利取りに燃える。初出場となる福岡G1マスターズで優出すれば夢が広がる。「福岡も相性がいい。このままG1、SGに最高のリズムで復帰したい」。浪速の職人が力強く復活ののろしを上げた。

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2018年3月29日のニュース