集団食中毒か児島ボート中止、打ち切り…14選手が嘔吐、下痢

[ 2018年3月29日 05:30 ]

児島ボートの開催中止、打ち切りを知らせる看板
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 岡山県倉敷市の「ボートレース児島」は28日、選手14人が体調不良を訴えたため、同日から30日(最終日予定)までのレースを中止、打ち切りとすると発表した。倉敷市保健所が集団食中毒の可能性があるとみて原因を調べている。14人のうち1人が入院したが、全員が快方に向かっているという。

 ボートレース児島によると、27日午後8時半頃から28日未明にかけて、レース場に隣接した宿舎にいた選手14人が相次いで嘔吐(おうと)や下痢の症状を訴え、28日午前6時50分、中止が決定した。選手は開催中、外部との接触を絶って宿舎に缶詰めとなり、食堂にて食事を取る決まりとなっている。

 ボートレース児島の矢島薫競走執行委員長は「ファンの皆さまには大変ご迷惑をおかけしました。倉敷市保健所の調査報告を受け、次開催へ向けて対応して参ります」とコメントを出した。日本モーターボート競走会広報課は「ここ20年ほどでは全く例のない中止、打ち切り。インフルエンザでも中止がなかったのに」と驚きを隠さなかった。ボートレース児島では25日から6日間の日程でレースが開催され、宿舎には20代〜50代の男性選手45人が滞在していたが、28日午後には全員が管理解除となった。

 ▼競輪では 16年2月4日未明、開催中の小倉競輪場で集団食中毒が発生。参加選手10人が選手宿舎で激しい腹痛を訴え、4、5日の2日目、最終日が中止となった。00年4月15〜17日の青森競輪場でも集団食中毒が発生。2日目、最終日が中止となった。

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2018年3月29日のニュース