【有馬記念】(8)リーチザクラウン&馬体解説

[ 2009年12月27日 06:00 ]

リーチザクラウン(11月・JC)

 リーチザクラウンは午後4時19分、イコピコと同じ馬運車で決戦の地・中山競馬場に到着した。輸送後も至って落ち着いた様子。村木厩務員は「首都高と中山の直前で渋滞があったけど、これくらいなら良しとしよう」と笑顔で語った。

 ダービーの516キロから比較すると、馬体重が戻りきっていない今秋の3戦。しかし、前走・ジャパンCよりはプラス体重で出られそうだ。「競馬場で一晩過ごす前日輸送の方が体重が減らない。調教後に518キロあったから、輸送で10キロ減っても前走よりはプラスで出られるはず」と村木厩務員は胸を張った。
 態勢は万全。あとはゲートが開くのを待つだけだ。「この馬の場合は相手関係ではなく、自分の競馬をできるかに懸かっている。4コーナーで答えが出ているレースではなく、直線でオーッと騒がれるような競馬をしてほしい。鞍上が考えて乗ってくれるはず」と名手・武豊の腕に期待していた。

 ▼馬体解説 胴が長くてスラリとした体形をしており、一見すると少し非力な印象を受ける馬体。もう少し幅が出た方が良いのかもしれないが、現状でも高いパフォーマンスを見せており、肌の張りを保っていれば力は出せそう。折り合いが鍵のタイプで落ち着きはぜひ欲しい。

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2009年12月27日のニュース