【有馬記念】池添男泣き!「ジャーニーが一番頑張った」

[ 2009年12月27日 16:11 ]

 男泣きの戴冠だ。ドリームジャーニーで春秋グランプリ連覇を達成した池添は、あふれ出る涙を流しながら、中山競馬場の大歓声に応えるように何度も何度も拳を突き上げた。

 「レースの展開によって乗り方を変えようと思った」。後方15番手で末脚勝負に専念。予想通り、リーチザクラウンがハナを奪って飛ばす展開。前半1000メートル58秒台の激流にも、池添に焦りはなかった。「呼吸を合わせながら乗った」と折り合いをつけた。勝負の瞬間を待った。

 最終コーナー手前。気合をつけると、「勢いが違った」というほどの手応えで最後のストレ―トへ突入。満を持してエンジン全開にすると、「直線を向いたときには勢いが違って勝てると思った」というほどの脚色で一気に先頭に立った。最後は食らいつく3歳牝馬ブエナビスタを力で半馬身ねじ伏せた。

 宝塚記念を制したあとは「(有馬記念を)絶対獲るっていう意気込みで臨んだ」とグランプリ連覇を心に誓っていた。そして、史上9頭目の同一年の春秋連覇達成。場内に響いた「イケゾエ」コールに、声を詰まらせた池添は「一番頑張ってくれたのはジャーニー自身なんで、ありがとうと言いたいです」と相棒を称えた。

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2009年12月27日のニュース