ゆりやんレトリィバァ、映画監督デビューへ!カンヌで宣言「世界中に見ていただけるように」 12月渡米

[ 2024年5月18日 23:50 ]

地中海をバックにカンヌで映画監督デビューを宣言した、ゆりやんレトリィバァ(C)Kazuko Wakayama
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 お笑いタレントのゆりやんレトリィバァ(33)が18日、映画祭開催中の南仏カンヌで映画監督デビューを宣言した。日本発のファンドを立ち上げ、日本映画の新しい生態系の形を目指すことを会見を開いて発表したK2 Pictures(紀伊宗之代表)に新人監督の代表として出席。「子供の頃からの夢をかなえてくださったK2 Picturesさんには感謝してもしきれません。絶対に恩返しできるように頑張ります。クリント・イーストウッドならぬユリント・イーストウッドになります!」とボルテージを上げた。

 1985年公開の米映画「バック・トゥ・ザ・フューチャー」に心奪われ、ハリウッドへの憧れを募らせたゆりやんは、入学した関西大学でも映画研究会に所属するなど映画と親しく接してきた経緯がある。デビュー作についての詳細は伏せたが、12月に渡米することも発表。「ゆりやんレトリィバァからYURIYAN RETRIVERになれるように頑張ります。芸人としてだけでなく、映画監督としても世界中の皆さまに作品を見ていただけるようになりたいです」と熱く語った。

 K2 Picturesは東映時代にプロデューサーとして「孤狼の血」シリーズや「シン・仮面ライダー」などのヒット作を放った紀伊氏が設立した会社。会見にはフランスはもとより米、英、伊、独、ポーランド、中国、韓国などの映画関係者やメディアが駆け付け、収容人数150人の会場がぎっしり満員で満杯で熱気ムンムン。「Japan Night」参加のため現地入りしている斎藤工(42)の姿も見えた。

 ゆりやんの他に次世代を担う期待株として若手映画監督・ミュージシャンの登竜門となっている映画祭「MOOSICLAB2017」に出品した「少女邂逅」で観客賞を受賞するなど国内外で高い評価を得ている枝優花(30)や是枝裕和監督(61)らの助監督を経て、長編映画「夜明け」で監督デビューした広瀬奈々子(26)の参加も発表された。

 会見には同社と共に映画製作を進めるクリエーターを代表して三池崇史監督(63)と西川美和監督(49)も出席。ゆりやんから「(映画監督として)一番必要なことを教えてください」とアドバイスを求められると、三池監督は「まずは絶対後悔しないように。成功するかおもしろいものになるかやってみないと分からないし、興行的にも映画祭などでも評価されるかは分からない。自分の面白いと思うものを後悔しないように作るのは絶対に必要だと思います」、西川監督は「難しい質問ですが、たくさんの人と関わる映画作りは厳しくとも豊かな仕事だと思います。ゆりやんさんの才能だけでなく、多くの人たちの力を借りてチームで作っていくのが大事なことだと思います」とエールを送った。

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