波乃久里子 父・十七代目中村勘三郎さんの「親バカ」エピソードぶっちゃけ「頼むから久里子を…って」

[ 2024年5月16日 16:27 ]

波乃久里子
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 女優の波乃久里子(78)が16日、フジテレビ「ぽかぽか」(月~金曜前11・50)にゲストとして生出演。父について語った。

 波乃の父は十七代目中村勘三郎さん(1988年死去)で弟には十八代目中村勘三郎さん(2012年死去)。おいに中村勘九郎、中村七之助がいる。

 この日は女優の渡辺えりと共にゲストに対する勝手なイメージについて語る「ぽいぽいトーク」のコーナーに登場。「人間国宝の父に厳しく育てられたっぽい」とのイメージを振られると、「×」の札を掲げてみせた。

 「もう365日ってあるでしょ、1年間。360日褒めっぱなし。あんなに甘ちゃんな親はないですね」とぶっちゃけると、「だからこんなんになっちゃった」と笑ってみせた。

 「弟には厳しいですよ」とし、「弟なんて遺影見てて、初めて“パパってこんな目してたの”って言ったんです。目も見れなかったって」と証言した。「だってうちの父なんて、(息子が)帰って来ると、“あ、売れないのが帰って来た”って(顔を隠して)。目は見せないの。なんなんでしょうね、あの親子って」と不思議そうに話した。

 「勘三郎を継がせないといけないっていう勢いなんでしょうけど、女優さんのことはなめてましたね」と波乃。「“女優は腕なんかなくていいよ、まずくていいよ、奇麗だったらいいよ”って、それで私にもね、“じゃあ顔だけ練習しておくれよ”って、メーキャップって言わないからね、“顔だけは練習しておくれよ。お姉ちゃんはへちゃ(美人ではない)だから”って」と言われていたと明かした。

 波乃はかつてNHK大河ドラマ「源義経」で主人公・源義経の妻役を演じたが、10年ほど前に当時のスタッフに会うと、撮影当時、十七代目勘三郎さんは照明とメークのスタッフを部屋に呼び「頼むから久里子を奇麗に撮ってやってくれ」と菓子折りを手渡したと告げられたとした。

 「なんて親バカだろうと思って」と波乃。同作には静御前役として富司純子(当時は藤純子)も出ていたと言い、「それが(映像では)走馬灯のように出てくるんですよ、あたしと純子さん。向こうは美人、パパはうわーって悲しかったんでしょうね」と自虐的に話して笑わせた。

 「過保護ですよ」と言い、「3人きょうだいなんですけど、妹は厳しく育てましたよ。お嫁さんにさせるためには。3人ともしつけが違う」と回顧。「私は女優さんだから11時前に帰るなって。門限なんていらないから、遊んで来いって。妹は厳しい、もう11時前でも帰って。3人ともしつけを変えたっていうのはあの親は凄いと思う」としみじみと語った。

 

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