キダ・タローさん 「六甲おろし」の歌われ方にクレーム 「音符通り歌わないと古関裕而さんに失礼や」

[ 2024年5月16日 14:11 ]

キダ・タローさん
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 「浪花のモーツアルト」こと作曲家のキダ・タローさんが亡くなったことを受け、ABCテレビの看板番組「探偵!ナイトスクープ」が16日、番組のXを更新し、追悼した。

 キダさんは同番組のスタート時から顧問に就任。現在も最高顧問として出演を続け、長らく番組に携わった。Xでは「4月19日の放送が、最後の出演となりました。これまで最高顧問として、上岡さん、西田さん、松本さんという3人の局長を、そして、探偵たちの働きぶりを、我々スタッフを、優しく、厳しく、見守っていただきました。ご冥福をお祈りいたします」と、スタッフが感謝と追悼の意を表した。

 同局とキダさんの関わりは深く、ABCラジオでも数多くの番組に出演、またはテーマ曲を作曲していた。この日は「おはようパーソナリティ」でMCを務める同局の小縣裕介アナウンサーが「非常に深くかかわっていただいた」と悼んだ。

 同番組は1970年代後半から45年にわたって、同局の元アナウンサー道上洋三氏がパーソナリティを務めていた。阪神タイガースが勝った翌日は「六甲おろし」を歌うのが定番で、今もその伝統は続いている。その「六甲おろし」の歌い方にクレームをつけ「音符通り正しく歌うように」と指導していたのがキダさんだった。

 指摘していたのはサビの部分。♪かーがやーくわがーなーぞ、はーんしーんタイガース♪と歌うファンがが多い中、キダさんは「むやみに伸ばさない。♪かーがやーくわが・な・ぞ、は・んしーんタイガース♪です。音符通り歌わないと(作曲の)古関裕而さんに失礼や」と厳しかった。小縣アナは前日に阪神が勝ったため「六甲おろし」をキダさんの指導通りに熱唱。「キダさん、こんな感じで大丈夫でしょうかー」と天に声を届けていた。

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