「VIVANT」富栄ドラム 待望の初舞台!「役者人生をかけて本気で」芝居は「相撲と同じ」

[ 2024年5月16日 16:00 ]

「ルール」で舞台初挑戦する富栄ドラム
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 俳優の富栄ドラム(32)が16日、都内で行われた舞台「ルール~『十五少年漂流記』より~」ゲネプロ取材会に出席した。本作が初の舞台出演となる。

 主演の荒井敦史をはじめとしたフレッシュなキャスト陣、嘉島陸、田中雄飛、飯原僚也、瀬谷直矢、翔、大友至恩、駒田一、台本・演出を担当した鈴木勝秀とともに登場した富栄。見習い水夫・モコ役を演じる。

 稽古中は「本番に向けて一日一日を大事にしてきた。最初に比べると大きく成長できた」と手応えを感じた納得の表情。

 「これからも発見を見つけてプラスをのせていけるように頑張りたい」と舞台中も成長への意欲を忘れず、「しゃべっているのを初めて見る方もいるので、これからの役者人生をかけて、本当に本気で向かっていきたいと思います。頑張ります」と強い決意を示した。

 富栄自身、初めての舞台で「腹から声を出すとこんなに変わるんだ」と初めての発見が。「気づいたら“冨田龍太郎”になっているので“モコ”にしないといけないと思いました。こういう表情にしたいからこういうしゃべり方にしようと考えた。台詞がしっかり入ると、それにどれだけ感情をのせられるかを毎日気づきながらやっていった。最初100点中2点だったのが、50点以上取れるようになってきた」という。この日のゲネプロは「80点以上」と満足も、「後で振り返ると60点ぐらいかなと思っちゃう」と予想した。

 元力士の富栄。芝居は「一日一日をとっていって勝ち越しになる、相撲と同じ」と表現。満足いく演技ができなくても「最後まで諦めずに最後まで続けることで総合評価になる。あれ?と思っても、意外と悪くなかったりする。最後まで諦めずに通すということが大事だと気づきました」と語った。

 また、隣に座る鈴木監督に目を向け、「初めての舞台演出が鈴木監督で良かった」とニッコリ。

 「毎日いくつでも良いから発見をしてやりたいことをやっていってくれという自由度があったからこそ、毎日考えることができた」といい、一番心に残っているのは「物や芝居は変わるけど、気持ちだけは嘘をついていないのが分かる。純粋な気持ちは忘れずに頑張って欲しい」という監督の言葉。「自信にもなったし、勉強になりました」と感謝を伝えた。

 最後に作品にちなみ「マイルール」を聞かれ、「年下でも年上でも初対面では敬語でいく」と告白。「保育園の子とかでも敬語をつかってしまう」と明かし、大好きな食では「麺類は伸びないうちに食べる。食べ物は時間との勝負なので」と微笑んだ。

 フランスのジュール・ヴェルヌが1888年に少年向けに発表した冒険小説「十五少年漂流記」を基にした本作。遭難して孤島に流れ着いた学生たちが、救助を待ちながら独自の「ルール」を制定し、社会生活を始める。その生活の中で「ルールとは何か」と問題定義し、人間の本性に迫る。

 東京・読売ホールで5月16日から26日、大阪・COOL JAPAN PARK OSAKA TTホールで6月1日、2日に上演される。

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