北川景子 万感の橋田賞 大河二役を演じ切るも「子育てと両立できるのか不安もあった」撮影時の苦悩明かす

[ 2024年5月10日 18:26 ]

 <橋田賞授賞式>壇上であいさつする北川景子(撮影・沢田 明徳)
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 女優の北川景子(37)が10日、都内で行われた「第32回橋田賞」の授賞式に出席し、受賞した喜びを語った。

 橋田賞は、脚本家の故・橋田寿賀子さんが理事を務めた橋田文化財団が、優れたテレビ番組や放送関係者を顕彰するため1993年に創設した年間表彰。

 北川は、NHK「どうする家康」でお市とその娘茶々の二役を見事に演じ分けた演技力と、フジテレビ「女神(テミス)の教室~リーガル青春白書~」では初めての“月9”主演として裁判官からロースクールに派遣された新米教師を熱演。演技の幅広さで様々な役に挑戦してきた長年にわたる活躍が評価された。

 シックな黒のドレス姿で壇上に上がった北川ははじめに「渡る世間は鬼ばかりが大好きでした。このような賞を頂けまして大変光栄です」と故・橋田さんをしのんだ。

 二役演じた大河について「長期にわたる撮影と、子育てを両立できるのかという不安もありました。そうそうたる俳優の皆様が演じてこられた二役で心細かったのですが、自分にしかできない表現をやってみようと心にとめて、毎日撮影現場に通っていました」と多忙な撮影を回顧。

 また「自分にしかできない表現は言葉にすると難しいですが、自分の娘や息子がわかるようになったときにこれが自分のお母さんなんだとだと誇れるような表現をしたいと思って表現していました」とまっすぐな瞳で語った。

 今年1月に第二子を出産したばかりの北川は「演じさせていただいたお市や茶々も命がけで娘や息子を育てた母親でありました。その二役に励まされ私も強くなれたような気がします」と力強く語り、「このような役にご縁をいただきまして本当に感謝いたします」と笑みを浮かべ締めくくった。

 大賞は該当なし。受賞作、受賞者は以下の通り(敬称略)。

 ▽橋田賞 ドラマ「ブラッシュアップライフ」(日本テレビ)、ドラマ「ひとりぼっち―人と人をつなぐ愛の物語―」(TBS)、連続テレビ小説「らんまん」(NHK)、相葉雅紀、神木隆之介、北川景子、バカリズム、大下容子

 ▽橋田賞新人賞 浜辺美波、趣里

 ▽橋田賞特別賞 井上順

 ▽野村昭子賞 大方斐紗子

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