石原良純 叔父・石原裕次郎さんが九死に一生を得た危険撮影「一発勝負のマジ撮影だから」

[ 2024年5月3日 20:59 ]

石原良純
Photo By スポニチ

 タレントで気象予報士の石原良純(62)が、3日放送のテレビ朝日系「良純と○○の会」(後7・58)に出演し、父で元東京都知事、叔父で昭和の銀幕スターだった故・石原裕次郎さん(享年52)の代表作「黒部の太陽」の裏話を語った。

 同作は裕次郎さんと三船敏郎さんという豪華スターの共演で、68年に公開。大自然の猛威に苦しみながら、トンネル掘削工事を進め、黒部ダムと発電所を建設する男たちの物語で、裕次郎さんは資産を投げうって製作した。

 番組では、作品の象徴的なシーンを流した。トンネルが崩落して大量の水が流れ込み、岩石が混じった濁流から作業員たちが命からがら逃げ出す場面。実は装置の故障で、想定以上の水が放出されてしまう、一歩間違えば事故のシーンだった。良純も「全部、一発勝負のマジ撮影だから。ホントにこれはよく死人が出なかったって。ホントに何の計算もなく飲まれてるんだもん、水に」と解説した。

 流入した水は、10秒間で420トン。裕次郎さんも後に、撮影中に気を失い、死を覚悟したことを打ち明けている。良純は「死人は出なかったんだよね。この時、石原裕次郎は手を骨折してるからね」と話し、裕次郎さんは九死に一生を得たことを明かした。

 良純は映画公開の翌年、家族旅行で黒部ダムを見に行き、大自然の中にそびえ立つダムの姿に感動したという。「何もないところに、人間がこれだけ大きいものを作った。自然の懐に入って。石原プロが映画作りに社運を懸けて、命を懸けてやった。関西電力もリアルな話、これを作る時、プロジェクトにしくじったら関西電力がなくなっちゃうみたいなことをやった、ということがダブる」と称賛。「だから黒部が大好きなんだよね」としみじみ語った。

続きを表示

「美脚」特集記事

「STARTO ENTERTAINMENT」特集記事

2024年5月3日のニュース