橋下徹氏 オーバーツーリズム対策に観光税導入を提案「財源として」「価格の調整機能がある」

[ 2024年5月3日 19:16 ]

橋下徹氏
Photo By スポニチ

 元大阪府知事、元大阪市長で弁護士の橋下徹氏(54)が3日、フジテレビ系「Live News イット!」(月~金曜後3・45)にスペシャルキャスターとして生出演し、日本のオーバーツーリズム対策について私見を語った。

 番組では、この日神奈川県鎌倉市で行われた実証実験について伝えた。鎌倉駅や江ノ電など、公共交通機関の大混雑を予測し、観光客に対し目的地への徒歩移動を呼びかけるというもの。

 鎌倉での試みについて、橋下氏は「こういう対策も一つの対策として重要だと思う」と評価した。一方で、「オーバーツーリズムは江ノ電だけでなく、全国各地の問題。日本は価格できちっとオーバー対策を取るべきだと思います。たとえば、観光税というのをこれから外国人の皆さんに負担してもらおうと…」と、観光税の導入を提案した。

 その意図として2つの理由を挙げた。「公共トイレを作ったり駐車場を作ったりとかが観光客対応として必要なので、財源として観光税を取るという考えもある」。さらに「集中する場所で観光税を取ると、払いたくない人は観光税を取らない地域に流れていく、価格の調整機能がある」とも説明した。

 江ノ電は地元住民の足としてだけでなく、湘南の海岸沿いや鎌倉の自然の中を走ることから、観光客にも大人気な路線。橋下氏は「僕も学生時代に乗っていましたけど、江ノ電なんて海の景色がきれいで、人の家を縫って走るスーパーアトラクションだから、5000円くらい取ったらいいんじゃないかと思う。その代わり、住民の方には通常価格とか。価格で調節することに乗り出さないといけない時期に来ているじゃないかと思います」と、自身のアイデアを口にした。

続きを表示

「美脚」特集記事

「STARTO ENTERTAINMENT」特集記事

2024年5月3日のニュース