玉川徹氏 ジャニーズ会見で私見「引っかかる部分があるとすると…」「もったいですよ、東山さん」

[ 2023年10月3日 11:00 ]

テレビ朝日
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 元テレビ朝日社員の玉川徹氏が3日、コメンテーターを務める同局「羽鳥慎一モーニングショー」(月~金曜前8・00)に出演。故ジャニー喜多川元社長による性加害をめぐり、ジャニーズ事務所が今後の会社運営などについて都内で会見を開いたことを受け、見解を示した。

 2日の会見では、従来のジャニーズ事務所の社名は「SMILE-UP.(スマイルアップ)」に変更され、被害者救済や補償に特化し、補償が終わり次第廃業。東山紀之を社長、井ノ原快彦を副社長とする新たなエージェント会社を1カ月以内に立ち上げるとした。社名はファンクラブからの公募で決定し、タレントやグループとエージェント契約を結び活動をサポートしていくとした。救済や補償の具体的時期、再発防止策などにも言及した。

 今回の発表について、玉川氏は「被害者との向き合いという部分だけではなくて、大きかったのはスポンサーがどんどん撤退していったということが、前回の会見からわずか1カ月で今回、会社の在り方を変えざるを得なかったという部分だと思う。では、スポンサー企業から今回打ち出した在り方がどう見られるか、そこがポイント」と指摘。その上で「引っかかる部分があるとすると、東山さんが新しい会社の代表取締役社長をやるということ」と東山が「SMILE-UP.」と、新会社の代表取締役を務めることへの疑問を口にした。

 「これに関しては、会見でご自身が“見て見ぬふりだと言われればそれまでだ”ということをおっしゃった。かつてのジャニーズの一番悪い部分に関して、ある種、見て見ぬふりをしたということを認めた人が代表取締役として経営をやって本当にいいというふうにスポンサーが企業が考えるかどうか、という問題も実はあると思う。今後、いろいろな企業が昨日の会見に立場を明らかにしていくと思うが、その際、これはあまり良くなかったかなと」と指摘した。

 さらに「東山さんは同じ会見の中で“本当は90歳まで舞台に立ちたかった”と。東山さんは本当にそれを願って、今まで努力を続けてタレントをやってきたんだと思う。井ノ原さんも同じだと思う」とし「そうであるながら、お2人とも経営には関わらずにタレントとして新しくできた会社とエージェント契約をしたほうがご本人たちにも良かったし、スポンサー企業にとっても良かったんじゃないかなと思う。もったいですよ、東山さん、タレントとして」と話した。

 「前回の9月の会見までに、どのような経緯があったのかは分かりませんけど、東山さんが社長を引き受けざるを得ない状況がきっとあったんだと思う」と推察。「それを、今回まで続けなくても良かったんではないか、と。むしろそのほうがスポンサーにとってもスポンサードしやすかったし。スポンサーは退いていくことになれば、スポンサーによって成り立つメディアも退いていくわけですよ、結局は。だから、そういうふうなことで言えば、今後、タレントさんたちにとっても良くないかもしれない」と述べた。「1カ月で変わったということであれば、またこれから変わることもあり得るんだと思う。そこはもう一度、プロの経営者に経営を任せるということもいいのではないかと僕は思う」と私見を述べた。

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