川上憲伸氏 選手寿命延ばした元女房役の驚きサイン「何て素晴らしいアイデアマンだと」

[ 2023年8月12日 18:09 ]

川上憲伸氏
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 元中日のエース投手で大リーグでも活躍した川上憲伸氏(48)が、12日放送のフジテレビ系「ジャンクSPORTS」(土曜後5・00)に出演し、現役時代の女房役だった、元中日監督で野球評論家の谷繁元信氏(52)に感謝する場面があった。

 この日はスポーツ界の黄金コンビのテーマで、野球界からは2人が代表して出演した。川上氏は谷繁氏の型破りのリードで選手寿命が延びたと実感しているという。

 川上氏の武器はカットボール。直球並みの球速だが、打者の手元でわずかに曲がることで、バットの芯を外す変化球だった。しかし、「そのうちバッターがいろいろ工夫をするようになって、打つようになった。それで“プロ野球も、僕ももう限界かな”と思った」と、打たれ始めて現役生活の終わりも覚悟したという。

 そんな時に助けてくれたのが、谷繁氏だった。「谷繁さんが、違うゾーンからの変化球を使おうということで」。川上氏の解説によると、カットボールを左打者の内角に投げ込んでいたが、「ボールゾーンからギリギリにストライクゾーンにというのを、急に(谷繁氏が)サインを出したんですよ」という。「打ち合わせにないサイン。急に“えっ?”っていうサインだった」と思いながらも、いざ投じてみると、これが効果てきめん。「そこからはまって。何てすばらしいアイデアマンだと思って、僕のプロ野球人生、10年延びました」と打ち明け、スタジオからもどよめきが起きた。

 谷繁氏も当時をよく覚えているという。「このままだと手詰まりになるなと思って、自分は。外で使ったらどうなるかなと思って使ってみたんですよ」。対応された時の“対策”も用意していたようで、「そこ(外へのカットボール)をバッターが意識し始めたら、(内角へのカットボールに)戻れるんですよ」と解説した。さらに「一応、頭はいいんで」とドヤ顔で断言すると、川上氏は「ホントに感謝ですね」と頭を下げていた。

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