役所広司 21歳役でのオープニングに自信 主演映画「銀河鉄道の父」大阪舞台あいさつで明かす

[ 2023年4月11日 19:22 ]

映画「銀河鉄道の父」の舞台あいさつに臨んだ主演の役所広司と成島出監督
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 俳優・役所広司(67)が11日、大阪市内で主演映画「銀河鉄道の父」(5月5日公開、監督成島出)の舞台挨拶に出席し、実年齢から50歳近く若い、21歳の設定での出演に自信を見せた。「(映画は)21歳から始まります。21歳になるためにメークさん、かつら屋さんが頑張って工夫してやってます。楽しみにしてください」と観客へアピールした。

 役所が演じたのは、菅田将暉(30)扮する宮沢賢治の父・政次郎。賢治が生まれた1896年(明29)から作品は始まり、大正と昭和までを描く。政次郎は厳格な父であろうとするが、息子への愛に振り回され、その一番のファンになるまでをユーモアを交えて映し出す。

 大阪は「連合艦隊司令官 山本五十六」(2011年)や「ファミリア」(2022年)でもタッグを組んだ成島監督との原点と言える場所だった。

 「インディーズの名作の脚本を書かれた方です」。登壇した役所がまず観客に紹介したのは、大阪が舞台の1996年公開作「シャブ極道」。役所が主演、成島監督が脚本を担当した。「お仕事をご一緒した地が大阪。原点に返って戻って見てもらえるのは感無量です」と成島監督も語り掛けた。

 原作者の門井慶喜氏も登壇した。作品の舞台は岩手県花巻市だが、「在住する大阪府寝屋川市の狭い部屋で、一生懸命書いた」。観客からの笑いを誘った門井氏に対し、役所は「役者にとって原作者は怖い。“僕はそんな風には書いてません”と言われるのでは?と」と混ぜ返して会場を盛り上げた。

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2023年4月11日のニュース