キスマイ藤ヶ谷「アイドルも神経を注いで芝居に向き合っている」

主演映画「そして僕は途方に暮れる」公開御礼舞台あいさつに出席したKis－My―Ft2の藤ヶ谷太輔（撮影・糸賀日向子）
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　Kis―My―Ft2の藤ヶ谷太輔（35）が24日、都内で主演映画「そして僕は途方に暮れる」（監督三浦大輔）の公開御礼舞台あいさつに出席した。リハーサルを含めると約100テイク繰り返した場面もあるほど、過酷な撮影を経て完成した作品。その日々を経て「アイドルもやってますが、アイドルも一生懸命神経を注いで、芝居に向き合ってます。俳優としての一面というところで勝負するところを僕自身もこれからも大事にしていきたいです」と改めて覚悟を語った。

　2018年に主演した同名舞台の映画化。フリーターの菅原裕一が恋人を裏切ったことをきっかけに、人間関係を断ち逃げ続ける姿を描く。

　今作の撮影では「楽しい思い出はない」と連呼するなど、過酷な日々を過ごした。それだけに三浦監督から続編の希望を示唆されるとやんわりと交わし続けてきたが、この日は「機会があったら三浦監督と作品ご一緒したいと思う。軽い内容だったら…」と意欲。すると共演の前田敦子（31）から「軽い（内容）は絶対ない」と即座にツッコミ。「じゃあごめんなさい、やっぱりやめます」と冗談交じりに、すぐに取り消していたが、「三浦監督に俳優の道、幅を広げてもらった」と改めて感謝した。

　この日が作品のプロモーション活動最終日。作品について「言語化できないけど、なんか良い映画だと思う。大げさに聞こえるかもしれませんが生きるヒントになれば良いな。これからの皆さんの人生の中にこの映画が残ったら良い」と呼びかけた。