中村逸郎教授 プーチン氏が大統領職を退く可能性に言及「体調が悪い…6月12日に建国の日に」

[ 2022年5月22日 08:14 ]

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 ロシア政治を専門とする筑波学院大・中村逸郎教授が22日、テレビ朝日系「サンデーLIVE!!」(日曜前5・50)にVTR出演。ロシアのプーチン大統領の健康問題について言及した。

 番組では、米誌「ニューラインズ」が、ロシアの新興財閥「オリガルヒ」の「プーチンは、ウクライナ侵攻を命じる少し前に、背中の手術を受けた。それは血液のがんと関連している」という発言を報じていることなどを伝えた。

 中村教授は、プーチン氏の後継者として、大統領府の局長のドリトリー・コバリョフ氏(36)が注目を集めていることに、「これもプーチン大統領のもしかしたら狙いかなと。ポスト・プーチンをめぐる権力闘争が起こっている中で、一番注目を浴びるのは、この不思議な男性(コバリョフ氏)。一体どんな人だろうって」と言い、若い大統領がロシアをまとめることができるかについては「コバリョフ氏が後継者だということになれば、非常に(プーチン氏は)都合がいいわけですね。なぜかといえば、院政を敷くことができる。今の軍事作戦をやっている限りは、ロシア軍は弱体化してくるわけですね。ですからできるだけ早くバトンタッチをして、軍事作戦の終了という形で今回のこの軍事侵攻を片付けたいと思っている」と説明。

 そして「体調が悪いということを考えれば、6月12日っていうのは、今のロシアのまさに建国の日なんですね。ですからここに新しいロシアをスタートさせる」と1カ月以内にプーチン氏が大統領職から退く可能性にも言及した。

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2022年5月22日のニュース