モーガン・フリーマンが警察官採用の面接官に！　アラバマ州の小さな町で警察に協力

アラバマ州で警察官の面接官となったモーガン・フリーマン（左端＝AP）
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　メキシコ湾に面している米アラバマ州ガルフショアーズ市（人口1万2000人）が警察官採用の面接試験を行ったが、7人の面接官のうちの1人を俳優のモーガン・フリーマン（84）が務めていたことが明らかになった。

　同市警察署のダン・ニートマイヤー副署長が20日に明らかにしたもので、モーガンはアラバマ州に隣接するミシシッピ州在住だが、ガルフショアーズにも土地を所有し、知人も多いことから9人の志願者の面接に立ち会うことになった。

　AP通信によれば、ガルフショアーズ市では採用の透明性を確保するために、地元在住の有力者に面接に立ち会ってもらえるように要請しているが、ニートマイヤー副所長は「積極的に受け入れてくれた」とフリーマンの協力に感謝していた。

　フリーマンはブラッド・ピット（57）と共演した「セブン（1995年）」などで刑事役を務めるなど俳優としては警察に関わる役柄を演じてきたが、今回は現実の世界で警察に足を踏み入れた形。面接室では野球帽をかぶって目立たないようにしていたようだが、ニートマイヤー副署長は「彼も応募者に対して自己紹介や質問をしたが、たとえ顔がよく見えなくてもみんな“映画で聴いたあの声と同じだ”と思ったはず」と語っていた。