「おかえりモネ」耕治の命名秘話&龍己さんの偉大さにネット「今日は温かい涙」次は「みーちゃん決める番」

[ 2021年10月21日 08:15 ]

連続テレビ小説「おかえりモネ」第114話。雅代(竹下景子・左)と亜哉子(鈴木京香)(C)NHK
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 女優の清原果耶(19)がヒロインを務めるNHK連続テレビ小説「おかえりモネ」(月~土曜前8・00、土曜は1週間振り返り)は21日、第114話が放送された。

 <※以下、ネタバレ有>

 朝ドラ通算104作目。清原とタッグを組んだNHK「透明なゆりかご」などやテレビ東京「きのう何食べた?」などで知られる安達奈緒子氏が手掛けるオリジナル作品。朝ドラ脚本初挑戦となった。タイトルにある「モネ」は主人公・永浦百音(ももね)の愛称。1995年に宮城県気仙沼市に生まれ、森の町・登米(とめ)で青春を送るヒロイン・百音が気象予報士の資格を取得し、上京。積み重ねた経験や身につけた技術を生かし、故郷の役に立ちたいと奮闘する姿を描く。

 新次(浅野忠信)と亮(永瀬廉)が帰った後、永浦家で家族会議が開かれる。新次の姿を目にし、背中を押された耕治(内野聖陽)は、もう一度「海の仕事を継ぎたい」という気持ちを皆に伝える。「うちの仕事、やってみたい。やってみたかったんだよ、漁師。ずっと。今違って何が悪いんだよ。人間ってのは、変わんだよ。変わっていいんだよ」。百音(清原)、亜哉子(鈴木京香)、未知(蒔田彩珠)たちが見守る中、再び龍己(藤竜也)に頭を下げ…という展開。

 耕治「親父、オレな、この9年、銀行の仕事でいろんな人の話聞いてきたんだ。新次と同じように、家や船を流された漁師。造船所の所長。冷凍機械の業者さん。スーパーの店主。もう、みんな、金の話に来んだけど、話してくのは金のことだけじゃねぇんだよ。もう、やめようかなって思ってるって。そんな中でな、ちらほら親父の話する人がいたんだよ。龍己さん、あん時全然くじけねぇんだもんなって。すぐカキ棚、組み始めんだもんなぁって。そういう人が目の前にいたから、じゃあうちもやってみっかなぁって思ったって。親父、凄ぇよ。たぶん、親父みてぇな人が他にもいっぱいいて、だからこの町はここまでになったんだ。そういう人は大事だ。そういう場所が世の中には必要なんだ。だから、永浦水産、ここは、なくしちゃダメなんだよ。どうせ畳むんなら、オレにくれ。お願いします。簡単だなんて言ってねぇ。簡単じゃない。だから、やるんだよ」

 大反対だった龍己も、耕治の思いにほだされ「よし、やるならやってみろ。おめぇには無理だ」――。

 そして、亜哉子から耕治の“命名秘話”が明かされる。

 在りし日の雅代(竹下景子)。「おじいちゃんもね、あれで結構、耕治のことが自慢なんだから。ここだけの秘密にしといてね。耕治が仙台の大学行って銀行員になったこと、おじいちゃんホントはすっごく喜んでんの。名前付けた時から、それ(漁師を継がせること)はあまり考えてなかったんでねぇかな。だって『耕治』よ。耕すに治める。海と真逆だっちゃ。土地を耕し、水を治める。何があっても、自分の力で踏ん張れる。そういう人になってもらいたくて、付けた名前なのよ。私たちは、どうしても自然に振り回されてしまうから。だから、漁師でなくてもよかったの」

 亜哉子は「お父さん言ったように、やりたいことは変わってもいいし、いつ始めてもいんじゃない?あなたたちも好きなことしなさいね」と百音と未知に語った。

 SNS上には「今日も結局、泣かされた」「大人の背中を見て泣けるドラマ最高だなって」「あらためて知る親父の偉大さ」「おめぇには無理だ!の愛ある言い方」「あとはみーちゃん!満を持してみーちゃんが決める番だ!」「やりたいことは変わってもいいし、いつ始めてもいいって。みーちゃん!家を継ぐとか、土地に縛られるとか、呪縛を解いてくれたよ」「今日はコージーに泣かされる。『おかえりモネ』は受けのヒロインだからこそ、これだけ自然に周りがみんな主人公になれるのね。だから、この朝ドラは心地良いのだと、ここにきて脚本と清原果耶の演技の素晴らしさに気づく。また最初から味わいたい。ホント名作」「耕治さん、カッコよかった。おじいちゃん、ちょっと嬉しそうだったし、何だか幸せ感漂ってたなぁ。めっちゃ泣いたけど、今日の涙は苦しい涙じゃなくて、温かい涙だった気がする」「きのうが切なくて号泣する回だったなら、今日は温かい涙が流れる回だった。永浦家に降り注ぐ、優しい希望の光。耕治さんの無謀かもしれないけど熱い思い。龍巳さんの、雅代さんの耕治さんへの思い。このタイミングで『耕治』の名前の秘密を明かしてくるとかズルすぎる…!」などの声が相次いだ。

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