鈴木紗理奈 「渋谷レゲエ祭」出演辞退「緊急事態が延長されたので難しい」も苦しい思い「板挟みというか」

[ 2021年9月14日 16:14 ]

鈴木紗理奈
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 タレント鈴木紗理奈(44)が14日、TBS系情報番組「ゴゴスマ~GOGO!Smile!~」(月~金曜後1・55)に出演。18日に行われる予定の「渋谷レゲエ祭~レゲエ歌謡祭2021~」への出演を辞退することについて、改めて思いを語った。

 鈴木は9日までに自身のインスタグラムを更新し、出演辞退を表明。「今日緊急事態宣言延長が決定されたこと、そしていくつもの不安がある今の現状を踏まえ、18日に出演を予定していた渋谷レゲエ祭の出演を辞退させていただく事にしました」と報告、「「この1年程ライブのオファーは、話を頂いた時点でお断りしてきたのですが渋谷レゲエ祭は初開催から十数年に渡り出演させて頂いてきたという経緯と、そんな方達が苦しい思いをしてきた事への個人的な思いもあり決断が今になってしまいした」とも記した。

 この日、改めて苦渋の決断だったかと聞かれた鈴木は「そうですね。そもそも開催の時は緊急事態宣言が解除されている日程だったんで前向きに進めてきたんですけど。有観客でやるのか、有観客ならば椅子を置いてディスタンスを取るとか納得いく内容のものだったんですけど、緊急事態宣言が延長されたので、今回その中では難しいという事で辞退させていただいたんですけれども」と説明した。

 「ここまで出演を迷ってきたのは、この1年半、本当に音楽の仲間たちが苦しい思いをして、イベントができていなかった。でも国からガイドラインが引かれて緊急事態宣言下でもルールを守ればやっていいって言われたから」とした。「レゲエってお客さんが近い、ファンとの距離が近い音楽で、メッセージが凄く届くんですね」とし、「ディスタンスを守ってっていうのはできるかと前向きに考えてきたんですけど、『NAMIMONOGATARI』の件もあり、どちらかと言うとヒップホップ、レゲエ、フェスって不良が来る音楽やろって思われてると。でもそうじゃなくて、本当に音楽愛して、文化を守るために自分たちができることなら協力するっていうことを証明しようじゃないかって言う事だったんですけど、そもそも緊急事態が延長されたんで、あきらめたんですけど」とも語った。

 それでもフェスについては「風当たりの強さが凄いみたいで。それは本当にかわいそうだなというか。一緒くたにされてしまっているのは凄く胸が痛いなと言う思いと、もっと引いた目で見たら、医療従事者の方とか重症者で苦しんでる方たちもおられるのは事実なわけで、そういう方たちがフェスをやること自体が気分のいいものではないって言う事も理解できるので。全員の切な思いが伝わって本当に苦しいというか」と鈴木。「やっぱみんなが納得する、みんながハッピーになる出口はないのかなという感じです。今回辞退することが申し訳ない気持ちでいっぱいですし、でもそれ以上に苦しんでいる方たちもたくさんおられるので、本当に板挟みというか。コロナって全員がこんな気持ちになるのかな。コロナの恐ろしさを改めて感じましたね」としみじみと話した。

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2021年9月14日のニュース