愛知“密”フェスでクラスター 14人のコロナ感染が判明、消防士も

[ 2021年9月7日 18:37 ]

音楽フェス「NAMIMONOGATARI」の公式サイトに掲載されたお詫びの一部(「NAMIMONOGATARI」公式サイトより)

 愛知県常滑市で8月に開催された野外音楽イベント「NAMIMONOGATARI2021」で新型コロナウイルス対策が徹底されなかった問題で、観客ら14人の新型コロナ感染が判明し、県がクラスター(感染者集団)の発生を認定したことが7日、県関係者への取材で分かった。

 県関係者によると、14人は10代と20代で、いずれも軽症か無症状。

 また、同県稲沢市は7日、参加した20代の男性消防士が感染したと明らかにした。参加者対象のPCR検査で他に2人の陽性も確認されているが、この3人が14人に含まれるかは不明。

 稲沢市によると、市内の消防署に勤務する消防士は友人2人と参加。9月1日に鼻水や鼻づまりの症状がみられたため、PCR検査を受けたところ、同2日に陽性が判明した。

 イベントは8月29日に開催され、主催会社によると、約8千人が参加した。酒類が提供された他、各地で密集が発生した。

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2021年9月7日のニュース