テレ朝 宴席・緊急搬送事案で再発防止策を公表 5年目以下の社員に研修、情報の伝達方法見直し

[ 2021年9月7日 13:49 ]

テレビ朝日の社屋
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 テレビ朝日は7日、8月8日夜に東京五輪の番組担当スタッフによる打ち上げ名目の10人が飲酒を伴う飲み会を行い、同局のスポーツ部社員1人が誤って店外に転落して負傷した騒動について、調査内容を発表。再発防止策も合わせて公表した。

 発表によると「事案発生後、当社では緊急事態宣言下における社内ルールを改めて徹底しました。また、こうしたことを二度と起こさないよう、今後様々なフェーズで研修などを行い、若手社員には、社会人として、またテレビ局の社員として働くことの責任を改めて意識づけ、再発防止を図ります」とし、5年目以下の社員を対象とした役員による研修の実施や、会社の意思決定が社員全体に伝わるよう、従来の伝達のあり方を見直して局長、部長主導で各部署の仕組みを再構築するとした。

 同社では、コロナ感染拡大後から社内ルールを明文化し、「宴席は厳禁」としていた。スポーツ局でも独自ガイドラインを作成し、月1回の局会でも確認していたという。宴席に参加した10人もルールは認識していたが、「少しならよいのではないか、今日ぐらいいいのではという甘えがあった。10名は今回の行動が社会のルール、会社のルールを逸脱し、放送メディアの一員としての自覚に著しく欠如したものであることを猛省しています」とした。

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2021年9月7日のニュース