生島翔&堤幸彦監督、NHKラジオでダンス映像作品を語る

[ 2021年7月14日 21:48 ]

「Tokyo Tokyo FESTIVAL」を盛り上げるべく強力タッグを組んだ生島翔(左)と堤幸彦監督
Photo By 提供写真

 コンテンポラリーダンサーで俳優の生島翔(35)と映画監督の堤幸彦氏(65)が14日、NHKラジオ第一の「Nらじ」にゲスト出演した。

 2人は共にダンス映画を制作している間柄。23日に開幕する「東京2021オリンピック・パラリンピック」に向け、芸術文化都市・東京の魅力を伝える「Tokyo Tokyo FESTIVAL」海外発文化プロジェクトの一環として作られたものだ。

 MCの眞下貴アナウンサー(51)から芸術の世界の現状を聞かれた生島は「組織に属していないフリーランスのアーティストは大変です。僕自身はドイツにいた時に州立劇場でソリストとして働いていた時があり、公務員という形でダンスを職業にしていました。そのような形態が日本でも今後取り組めないかというのは、その頃から考えていました」と同業者の苦境を訴えた。

 当初は昨年8月にドイツと日本を結ぶダンス作品を作り、東京芸術劇場で公演を行う予定だったが、コロナ禍により仕切り直し。ダンス映像作品に形を変え、新たに8月29、30日と9月3日に東京・渋谷ユーロライブで上映されることになった。

 メガホンを取るのは堤監督。作品のテーマを聞かれ「自然と人間」「文明の崩壊」「それでも明日は来るという希望」の3点を挙げた。

 撮影の舞台は伊豆大島。堤監督は「三原山という雄大な火山由来のパノラマがあり、そこは“東京都”としての現在もある。災いは人為的な原因もあり、自然との付き合い方を改めて問いたい」とした。

 生島は「自然は“恵み”だけでなく“恐いモノ”にもなる。人間は自然の中で生かされているということに向き合いたい」と作品のコンセプトを熱く語った。

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2021年7月14日のニュース