三遊亭好楽 昨年4月に逝去した愛妻と再会?不思議な体験後は74歳で歌手デビュー「あなたの曲だって」

[ 2021年7月14日 18:34 ]

三遊亭好楽
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 落語家の三遊亭好楽(74)が14日放送のテレビ朝日系「徹子の部屋」(月~金曜後1・00)にゲスト出演。昨年4月に愛妻・とみ子さん(享年72)が逝去した後起こった不思議な出来事について語った。

 司会の黒柳徹子(87)から「奥様をお亡くしになったんですね」と振られると、「そうですね。去年の4月13日、大腸がんで。2年間の闘病生活、誰にも内緒できてたんで。本当につらい2年間でしたね。家族はね」と振り返った。「今年で50周年の金婚式だった。それが49年で亡くなっちゃったから、凄く寂しかったですけどね」とも話した。

 だが、「亡くなった後に、とみ子さんが会いにいらしたとか」と黒柳が訪ねると、好楽は「びっくりしました」と語り出した。逝去し、2、3カ月後、自宅の隣の神社を家から何の気なしに眺めていると、前からヘビが現れたとした。孫を呼んだが、すぐに草むらに消えてしまった。「七倉稲荷様なんですけど、そこに必ず守り神のヘビ様がいらっしゃるっていうのを噂で聞いてたんだけれども、見た人は1人もいない。それが現れた。3メートルくらい。品のいい、白い、青いヘビがこっちに向かって進んでくるんですよ」。すると弟子が「男が亡くなるとクモになり、女が亡くなるとヘビになる」という話を聞いたことがあるとし、「師匠、おかみさんが会いに来たんですよ。師匠のことが心配で」と言い出した。

 好楽は「そんな迷信じみたことがあるのかと、びっくりしましたね」と振り返ったが、黒柳に「会いに来たような感じでしたか」と言われると、「だと思います。心配でしようがないんですよ。カミさん。私のこと、子供だと思ってるから」と断言。良かったかと聞かれると「そうですね。会えたのは私だけですから。信じられないことでしたね」としみじみと話した。

 白いヘビに遭遇した後、新しい挑戦をすることになった。「突然、歌手にならないかという凄い話が舞い込んだんですって」と黒柳に聞かれると、好楽は「(コミックバンド)バラクーダの岡本圭司さんというリーダーが作詞して、作曲家の美樹克彦さんが受け取って。落語家人生を歌ったのを『これいいね、作ろうよ』ってできたのが『熱燗二本~噺家一代~』っていう。それはあなたの曲だって」と説明した。

 好楽はまた、とみ子さんが結婚後貯めた資金で、寄席付きの自宅を建てていたことから、歌詞の3番を「私のわがままで」変更。「女房が建てた寄席小屋で」という歌詞をどうしても入れたいと言うと、岡本、美樹氏は「最高だ」と絶賛して実現。すると長年の付き合いだという2人は「是非あなたに歌わせたい。あなたしかいない」とオファーした。好楽は「えっ?歌うの。俺、歌も下手だし」とちゅうちょしたというが、「何も落語家にうまく歌えとは言ってない。普通に歌えばちゃんとできるんだから」と言われ、74歳での歌手デビューが決定した。

 CDには落語の「芝浜」も収録。夢は「紅白歌合戦で歌いたい」と言っていると、「笑点」の仲間からは「何を言ってるんだ。なれるわけねえじゃねえか。あんなもの誰も買いやしねえよ」と言われたと苦笑。黒柳から「とみ子さんはなんておっしゃったからしら」と言われると、「あんたはよくやるよ、そんなバカなこと、って思っていると思います」と話した。

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2021年7月14日のニュース