清原果耶 17日「おかえりモネ」スタート、気持ちは「曇り時々、晴れ」緊張もあり始まるうれしさも

[ 2021年5月10日 05:31 ]

「おかえりモネ」で主演を務める清原果耶(撮影・小海途 良幹)
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 17日からスタートするNHK連続テレビ小説「おかえりモネ」(月~土曜前8・00)でヒロインを務める女優の清原果耶(19)。自然豊かな東北で生まれ育ち、やがて気象予報士になる主人公・永浦百音(ももね)を演じる。放送開始まで1週間。「今の気持ちは“曇り時々、晴れ”です」と不安と期待が入り交じる現在の心境を明かした。(吉澤 塁)

 クランクインから約7カ月。朝ドラのヒロインらしい純白の衣装に身を包み、「あっという間に終わりそう。月日が流れるのが早いです」と初々しい笑みを浮かべた。週5回の撮影を繰り返す日々。「いまはスケジュールが完全にOL仕様です」とはにかんだ。

 連続テレビ小説への思い入れは深い。15年後期「あさが来た」で女優デビューし、19年には「なつぞら」に出演。かねてヒロイン役への憧れがあったといい、今回の抜てきに「ご縁を感じます。きっかけとチャンスをくれた朝ドラ。モネをしっかり作ることで、今までお世話になった人に恩返ししたい」と心境を明かした。

 作中では、気象予報士を目指して上京し、やがてその能力を生かして地域に貢献する姿が描かれる。役作りのために清原自身も気象予報士の勉強に取り組んだ。

 「(勉強の)全部が難しい。改めて気象予報士さんの凄さを知りました」。毎朝テレビで流れる天気情報のコーナーへの見方も変化したといい、「難しい専門用語もありながら、毎朝明るく天気を紹介してくれる。励まされるし、前向きに一日をスタートできる。キャスターさんのたたずまいが格好良いです」と語った。

 インタビュー当日は、多くの媒体から次々に取材を受ける過密なスケジュール。そんな朝ドラヒロインの“洗礼”を受けながらも常に笑顔は絶やさない。開口一番、元気に「よろしくお願いします!」とあいさつする姿は、すでに気象予報士のたたずまいだった。

 「初回が始まるまでは緊張でいっぱいです。でもついにスタートするうれしさもあります。だから今の気持ちは“曇り時々、晴れ”ですね」。これから約半年間、毎日お茶の間に元気を届ける大役を担う。「毎朝見ていただいて、前に進む力を持ってもらえたら」。ヒロインとしての使命感を胸に、長丁場を駆け抜ける。

 ◆清原 果耶(きよはら・かや)2002年(平14)1月30日生まれ、大阪府出身の19歳。14年のアミューズオーディションフェスでグランプリを受賞。15年から芸能活動スタート。18年のNHK総合「透明なゆりかご」でドラマ初主演。20年の「宇宙でいちばんあかるい屋根」で映画初主演を務めた。身長1メートル62。

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