黒木華が日本アカデミー賞最優秀助演女優賞に輝く、受賞は「二宮さんのおかげだなと思います」

[ 2021年3月19日 21:52 ]

第44回日本アカデミー賞で最優秀助演女優賞を受賞した黒木華(C)日本アカデミー賞協会
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 第44回日本アカデミー賞の授賞式が19日、都内のホテルで行われ女優、黒木華(31)が「浅田家!」(監督中野量太)で最優秀助演女優賞に輝いた。

 同作は写真家・浅田政志氏の写真集が原案。東日本大震災を通じて家族の絆や、写真の持つ力を描いた。黒木は、二宮和也(37)が演じた主人公の幼なじみ役を担当した。同賞を「小さいおうち」「母と暮せば」で受賞しており、3度目の栄冠となった。

 「久しぶりにこんなに華やかな場所に立ってすごく緊張しています」と会場を和ませた黒木。「母と暮せば」でも共演した二宮に触れ、「(受賞)は二宮さんのおかげだなと思います」と笑った。

 映画への情熱も口にした。「やはりまわりがピリピリした空気の中で、映画を観に行けるようになってから色々な映画を観に行き、私は救われました」と告白。改めてエンターテイメント作品のありがたみや大切さを感じたといい、「撮影もどんどんできるようになり、いろいろな人に会えるということの幸せをすごく今噛みしめています」と話した。

 「これからも状況は変わってはいますが、この映画界に携わっていきたいと思いますし、すてきな作品をみなさんに届けられたら」と力を込め、「それで少しでも救われる人がいたらいいなと思います」。受賞の喜びを語るとともに、決意を新たにした。

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