華原朋美 事務所との契約解除に3つの背景…本人は「ただフリーになりたかっただけ」

[ 2020年9月15日 07:00 ]

華原朋美
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 歌手の華原朋美(46)が、所属事務所「プロダクション尾木」との契約を解除したと14日、発表した。先月末付。所属レコード会社との契約も同時に終了した。1999年から所属。仕事のドタキャンや警察沙汰が続いた07年6月に契約解除となったが、12年に復帰しており、今回再び離れることになった。

 同事務所は「本人からの申し入れ」と説明。華原は本紙のメール取材に「ただフリーになりたかっただけです」と理由を答えた。しかし、今年に入って、周辺で騒動が多発していたことが本紙の取材で浮上してきた。

 1月12日に東京・新宿付近で乗用車で物損事故を起こしたと現場近くの住民が証言。「事件後、車を放置し逃げる様子を多くの人が目撃し、1人が警察に通報した」と証言した。

 逃げる際の挙動が不審で、警視庁牛込署が呼気検査と尿検査を求めたことも判明。音楽関係者は「防犯カメラに、逃亡時に酩酊(めいてい)したようにふらつく姿が写っていたそうです。結果はいずれも陰性だった」。華原は過去、睡眠薬や精神安定剤を多量に服用する傾向があった。

 レコード会社社員は「他にも、車が廃車になるような物損事故を起こしているそうだ」と話している。

 今月には、昨年8月に出産した長男のベビーシッターを巡るトラブルが一部で報じられた。記事で、華原はシッターが「子供の両足をつかみ、逆さづりにした」と主張。シッターを紹介したバイオリニストの高嶋ちさ子(52)にも苦言を呈していた。

 親しい知人によると高嶋は出産後、華原を何かと気に掛けてきたという。しかし「何かのきっかけで、華原さんがシッターに対して腹を立てたことがあった。そのうち感情の高ぶりが高嶋さんにも向けられたようだ」。逆さづりについては「防犯ビデオには足を持ち側転させるような映像しかなかったみたいです」と話した。

 こうした心身の不安定さが退所に影響したのかは不明だが、業界関係者は「精神的に危うい部分もあった。前事務所が制御することでやってこられた部分はある。才能は疑いなく“事実上の引退”に追い込まれなければいいが」と心配した。

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