「エール」古川雄大も反響に驚き 御手洗先生「ミュージックティ」“ぶった切り編集”に再びネット爆笑

[ 2020年4月28日 13:30 ]

連続テレビ小説「エール」で一躍人気キャラクターとなった御手洗先生を演じる古川雄大(C)NHK
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 俳優の窪田正孝(31)が主演を務めるNHK連続テレビ小説「エール」(月~土曜前8・00、土曜は1週間振り返り)の第22話が28日に放送され、朝ドラ初出演となる“ミュージカル界の次世代プリンス”こと俳優の古川雄大(ゆうた=32)がはじけた演技を披露し、一躍人気キャラクターとなった御手洗先生が自身を「ミュージックティーチャー」と呼ぶ際、言い終わる前に「ミュージックティ」とぶった切る編集が再びあった。第19話(4月23日)冒頭に続き、2回目。またも視聴者の爆笑を誘い、インターネット上で反響を呼んだ。古川も「朝ドラは小さい子どもからお年寄りまで、たくさんの方がご覧になっているので、反響があるかなと、こっそり期待していましたが(笑)、予想を遥かに超えるものでした」と朝ドラの影響力の大きさに驚いている。

 “ぶった切り編集”は脚本も執筆したチーフ演出・吉田照幸監督(50)のアイデア。制作統括の土屋勝裕チーフプロデューサーは「『ミュージックティ』で切ることを重ねることで、面白さが出ると考えました」と繰り返しの狙いを明かした。

 朝ドラ通算102作目。モデルは全国高等学校野球選手権大会の歌「栄冠は君に輝く」などで知られ、昭和の音楽史を代表する作曲家・古関裕而(こせき・ゆうじ)氏(1909~1989)と、妻で歌手としても活躍した金子(きんこ)氏。昭和という激動の時代を舞台に、人々の心に寄り添う曲の数々を生み出した作曲家・古山裕一(窪田)と妻・関内音(二階堂ふみ)の夫婦愛を描く。男性主演は2014年後期「マッサン」の玉山鉄二(39)以来、約6年ぶりとなる。

 古川が演じるのは、音の歌の先生・御手洗清太郎。音楽を学ぶため、ドイツに留学した経験がある。

 第16話(4月20日)終盤、音への指導シーンに初登場。「マーベラス、ファンタスティック!」「先生はやめて。堅苦しいの、嫌いなの。私とあなたはフレンズよ」「シャラップ!敬語は使いなさいよ」「親しき仲にも礼儀ありよ」「ミュージックティーチャーと呼びなさい」などとハイテンションぶりが印象的だった。

 第19話冒頭は、裕一からの手紙が来ないと落ち込む音との会話。相変わらず「先生」と呼ぶ音に対し、御手洗先生は「私はミュージックティ」と途中でぶった切られ、オープニングのタイトルバックが流れた。

 第22話はオープニングタイトルバック明け。御手洗先生は音が連れてきた裕一と初対面。「わたくし、音さんに歌を教えている御手洗清太郎です。それから、さっき、先生って言ったけど、私のことはミュージックティ」と自己紹介もぶった切られた。

 この日も「ミュージックティ」がツイッターのトレンド入り。SNS上には「強制終了w」「また切られたw」「いつも最後まで言わせてもらえないw」などの書き込みが相次いだ。

 古川は2007年から4代目・不二周助を演じた2・5次元ミュージカル「テニスの王子様」でブレイク。出演作を積み重ね、18年5~6月に上演されたミュージカル「モーツァルト!」で帝国劇場初主演を務めるなど「“ミュージカル界の次世代エース”との呼び声が高く、今後さらなる活躍が期待されることから」、18年6月には音楽界・演劇界の功労者などに贈られる「第9回岩谷時子賞 奨励賞」に輝いた。

 18年10月期のTBS日曜劇場「下町ロケット」でゴールデン帯の連続ドラマに初のレギュラー出演。ミュージカル「ロミオ&ジュリエット」のロミオ役など王子様風のルックスが人気だが、そのイメージを覆す悪役に挑み、注目を集めた。今回の「エール」を機に、さらにブレイクしそうだ。

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