大和田獏「娘にも会わない」…感染リスク考慮、岡江さんと暮らした家に1人きり

[ 2020年4月28日 05:31 ]

岡江久美子さんの遺骨を抱えあいさつに向かう大和田獏
Photo By 代表撮影

 新型コロナウイルスによる肺炎のため23日に女優岡江久美子さん(享年63)が死去してから27日で5日となったが、夫の大和田獏(69)と長女の大和田美帆(36)はまだ直接会っていない。知人によると、獏は周囲に「しばらく誰にも会わない。娘にも会うつもりはない」と話している。

 獏は現在、岡江さんと暮らした自宅で1人で生活。事務所関係者は当初「獏は濃厚接触者ではない」としていたが、周囲によると医師と話し合った結果、獏自身は「濃厚接触者ではないとは言い切れない」との認識。「万が一、うつしてしまっては取り返しがつかない」と当面、人と接触しないつもりだ。

 岡江さんは3日に発熱。5日には自身で感染を疑い、連絡を取った知人に「人にうつさないよう部屋でジッとしている」と伝えていた。だが翌6日に体調が急変して入院、23日に息を引き取った。

 先月29日に他界した志村けんさん(享年70)が荼毘(だび)に付された際には火葬に立ち会えずに実家で待っていた兄・知之さん(73)に業者が遺骨を手渡した。一方、岡江さんの遺骨は業者が誰もいない自宅の玄関先に置いて立ち去った。その後、獏が家から出てきて遺骨を抱き上げ取材に応じたのが印象に残る姿となったが、獏の知人は「志村さんのお兄さんは志村さんと別の場所で暮らしていたから濃厚接触の心配がなく直接受け渡しができたが、獏さんは岡江さんと同居していた。万が一の可能性を考えて獏さんが対面を避けようとしたようだ」と語る。

 岡江さんの入院中にも同様のことが起きていた。本紙の取材では、岡江さんは亡くなる10日ほど前に危篤状態となっていた。知人は「美帆さんはこのころから食事や日用品を獏さんのために実家に持っていきましたが、獏さんの希望で顔を合わさず、玄関先に置いて立ち去っていたんです」と話す。

 関係者は「獏さん父娘は少なくとも岡江さんが発熱した3日以降は会っていない」といい、すでに3週間以上が経過。コロナは愛する家族の命を奪った上、悲しみを共有する機会までも阻んでいる。

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