ドラマ「JIN」再注目!コロナ禍で共感!?土日昼の再放送、異例の高視聴率

[ 2020年4月28日 05:30 ]

TBSで再放送中のドラマ「JIN―仁―」(TBS提供)
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 TBSで再放送されている人気ドラマ「JIN―仁―」の26日分の平均視聴率が、11・9%(関東地区、ビデオリサーチ調べ)を記録した。18日にスタートした再放送は土、日曜の午後2時から計4回が放送され、いずれも2桁を突破。ゴールデン帯(午後7~10時)に匹敵する反響となっている。

 江戸時代にタイムスリップした現代の脳外科医・南方仁の活躍を描く物語。コレラ、はしか、梅毒など当時流行した感染症を取り上げる回もあり、「隔離と予防が感染を弱めたようだった」というナレーションも登場する。現在をほうふつさせる病や苦境に立ち向かう南方の姿が、新型コロナウイルスと格闘する医療従事者と重なり、共感を呼んでいることが高視聴率の背景にありそうだ。

 また、政府の緊急事態宣言を受け、在宅率が高まっていることも追い風になっている。

 同作は2009年10月期に放送され、大沢たかお(52)が主演、綾瀬はるか(35)がヒロインを務めた。全11話で平均視聴率が19・0%を記録。11年4月期には、「完結編」と題し2シーズン目が放送され、最終回が26・1%を記録するなどの大ヒットとなった。

 再放送にあたり大沢は「同じ時代に生きる仲間たちと支え合い、皆で試練を乗り越えていく姿をぜひご覧ください」とコメントしている。いまだに終わりの見えないコロナ禍。南方仁のような“救世主”を待望する人々の思いが、ドラマの再人気に表れている。

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2020年4月28日のニュース