豆まき乱入者で通天閣騒然 射撃・中山由起枝「大阪の洗礼を浴びた」

[ 2020年1月31日 11:36 ]

通天閣節分福豆まきに出演した射撃中山由起枝(左端)は赤井英和(中央)の飛び入り参加に驚きの表情
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 「第64回通天閣節分福豆まき」が31日に大阪市内であり、乱入者によって場が一時騒然とした。東京で5度目の五輪出場となる射撃の中山由起枝(40=日立建機)がゲストで登場。中・高をソフトボールでならした強肩を披露して盛り上げ、恒例行事が閉幕しようとしているその時だった。

 「ちょっと待ったー」

 野太い声が、通天閣の入り口付近の広場に広がった。イベントの音に腹を立てた人間が抗議に来たのかと、参加者の多くが身構えた。緊張が走るとともに、声の主が舞台に迫った。中山さんは「やられると思って、2~3歩引きました」と恐怖を覚えた。

 やってきたのは、元プロボクサーで俳優・タレントの赤井英和(60)だった。以前、このイベントにゲスト出演したことがあり、この日は、通天閣のすぐ近くの串カツ店で上機嫌になっていたところだった。長男・英五郎はアマチュアボクサーで、東京五輪出場を逃した。ママさんアスリートとして奮闘する中山との「五輪」つながりで、気持ちが昂ぶって飛び入り参加をしたのかもしれない。

 赤い顔で豆をまき、場は再び盛り上がった。中山はハプニングに驚きつつも「大阪ならではの飛び込み。大阪の洗礼を受けました」と笑顔。幸運の神様「ビリケンさん」がいる通天閣の初訪問は、滅多に経験できないことを味わえた点では、ご利益があったと言えそうだ。

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2020年1月31日のニュース