亮“天然節全開”大河、朝ドラ出たい!復帰ライブ&会見でロンブー愛 号泣会見以来194日ぶり公の場

[ 2020年1月31日 05:30 ]

会見するロンドンブーツ1号2号の田村淳(左)と田村亮(撮影・尾崎 有希)
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 特殊詐欺グループとの闇営業問題に伴う謹慎から復帰したロンドンブーツ1号2号の田村亮(48)が30日、都内で相方の田村淳(46)と復帰ライブを行い、芸能活動を本格再開させた。終了後に2人で行った会見では、騒動の発端となった雨上がり決死隊の宮迫博之(49)と吉本興業に「わだかまりはない」と断言。時折涙も浮かべながら、笑顔でゼロからの再スタートを切った。

 昨年7月20日、号泣しながら吉本興業のパワハラ疑惑を主張して以来、194日ぶりの公の場。この日、同じ会場に立った亮は、終始晴れやかだった。

 処遇が宙に浮き、一時は「適応障害」と診断を受けるなど精神的に追い込まれてから約半年での復帰。口にしたのは「人に対する感謝がなかったわけではないが、改めてそれに気づけた」との言葉だった。

 謝罪会見で痛烈に批判し一度はたもとを分かった吉本への心情を聞かれ「元マネジャー、スタッフが番組に戻るためよくやってくれたと聞いた。大変感謝している。わだかまりはない」ときっぱり。

 また、騒動の発端となった「お金を受け取っていない」との嘘(うそ)をついた宮迫に恨みがあるか聞かれ「全然ないです。あれ(嘘の釈明を重ねたこと)を止めることは、みんな最低1回はできた。みんなのせいです」と吹っ切れた様子で話した。今月10日の復帰発表前には連絡を入れたといい「“良かったな”と心配してくれた」と明かした。

 この半年、左足の指を2度骨折したり、腰を痛めるなどケガが相次いだこともあり、特殊詐欺防止の啓発活動に出掛ける以外は、ほとんど自宅のソファから動かず過ごした。

 「たまには外に出よう」と行ったスーパーでは、たまたま日本テレビ「ヒルナンデス」のロケに遭遇。「逃げました。そこからまた何日か引きこもった」というどん底だった。
 そんな亮を支え続けたのが相方の淳だ。吉本と亮の橋渡しをするための個人事務所「LONDONBOOTS」を昨年11月に設立。この日は「今後は社長としても相方としても支えたい」と話した。

 あえて“号泣会見”と同じ場所を選んだのも淳だ。「ここを通るたび、嫌な感情を持つのはよくない」。この日着たTシャツには「NOW REBORN LONBOO」(新生ロンブー)の文字。淳は若手時代の赤髪にして「ゼロからのスタート」を強調した。

 今後、一番の目標とするのは地上波への復帰だ。難しいことは理解している。淳は「地上波は上層部、スポンサーの気持ちがある。現場からの愛は感じるが、それだけで前に進めないのは承知している」。亮も「全員が歓迎していないという意見は絶対あると思う」と表情を引き締めた。ただ「亮のいいところは真っすぐな、嘘をつかないところ。今回嘘をついたけど、魅力が戻ってきた。社長としてもそこを推していく」と自信を見せた。

 亮は「大河と朝ドラに出たい。お父ちゃん、お母ちゃんとか一番喜ぶでしょう」と、昨年7月が嘘のような笑顔で“天然キャラ”を全開。それが実現した時こそ、世間に改めて認められ、完全復活した証となる。

 ▽闇営業問題 カラテカの入江慎也が2014年に事務所を通さずに特殊詐欺グループのパーティーにタレントを仲介して参加させたとして、昨年6月に吉本興業を解雇された。宮迫ら参加者約10人は当初、事務所の聴取に対して金銭の授受を否定した。同7月20日に宮迫と亮がゲリラ的に会見し、金銭授受を認めて謝罪。同時に吉本のパワハラ疑惑を糾弾した。吉本側は2日後に岡本昭彦社長が5時間半にわたって会見し経緯を説明。芸能界最大のお笑い事務所が分裂危機を迎える騒動に発展した。

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