仲邑菫初段「緊張してうまく打てなかった」黒星デビュー…100人超報道陣が注目

[ 2019年4月22日 18:51 ]

<第29期竜星戦予選>対局に敗れ感想戦を行う仲邑菫初段(撮影・亀井 直樹)
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 4月に史上最年少でプロ囲碁棋士となった仲邑菫初段(10)が22日、日本棋院関西総本部(大阪市北区)で行われた「第29期竜星戦・予選B」で同じ新人女性棋士の大森らん初段(16)と対戦。大森初段が174手白番中押し勝ちし、仲邑初段はデビュー戦を飾れず「緊張してうまく打てなかった。次は緊張しないように。頑張ります」と唇を噛んだ。

 テレビカメラ13台、100人を超える報道陣が集結。仲邑初段は白いカーディガンに赤と白のボーダーのブラウス、紺のスカートという小学5年生らしい出で立ち。高さのある足つき碁盤での対戦となり、小柄な仲邑初段のためにイスの下に高さ10センチの特注の台が設置された。序盤は仲邑初段が強気に攻めて好勝負だったが、守勢に回った中盤から流れは一気に大森初段へ。ホロ苦デビューとなった。

 仲邑初段の次戦は28日の非公式戦・若竹杯で種村小百合二段(37)と。日本棋院関西総本部理事の後藤俊午九段(52)は「世界一になるだけの逸材。プレッシャーに負けず、普段の実力を発揮できたのは頼もしい。これからの囲碁界を背負ってほしいし、それだけのモノが備わっている」と期待を込めた。

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2019年4月22日のニュース