嵐 2020年で活動休止 1999年9月に結成、5人で歩み続け今年結成20周年

[ 2019年1月27日 17:17 ]

アイドルグループ「嵐」
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 アイドルグループ「嵐」が27日、ファンクラブサイトで2020年12月31日をもっての活動休止を発表した。

 1999年9月、ジャニーズJr.の中から選抜された5人で「1999年バレーボールワールドカップ」のイメージキャラクターとして結成され、ハワイでのデビュー会見でお披露目された嵐。同11月に「A・RA・SHI」でCDデビュー。オリコン初登場1位を記録し、通算90万枚以上を売り上げ、デビューシングルにして自身最大のヒットとなっている。

 地道な音楽活動を続ける中、2007年に発売されたシングル「Love so sweet」で自身初のオリコン年間売り上げトップ10入り。2008年の「truth/風の向こうへ」「ONE LOVE]が年間売り上げで1位、2位を独占する大ヒットで一気にブレーク。翌2009年には「Believe / 曇りのち、快晴」「明日の記憶 / Crazy Moon 〜キミ・ハ・ムテキ〜」「マイガール」で同トップ3を独占した。同年発売のデビュー10周年を記念したベストアルバムは自身初のミリオンセラーとなり、国民的アイドルとして不動の地位を確立した。これまでに56枚のシングル、16枚のオリジナルアルバム、4枚のベストアルバムを発売。CDの総売り上げは3000万枚を超えており、通算52作シングル首位獲得は歴代単独1位となっている。

 ライブ活動を精力的に行っていることでも知られており、2000年4月にファーストコンサートを横浜アリーナ、大阪城ホールで開催。2007年に初の東京ドーム公演、翌2008年に初の5大ドームツアー、初の国立競技場公演も成功させた。デビュー15周年となった2014年にはデビュー会見の地・ハワイで凱旋公演を行い、大きな話題に。現在も、7年連続10回目となるデビュー20周年の5大ドームツアーを開催中で、総動員数237万人となる全50公演の日本最大規模のツアーになることが昨年末に発表されたばかり。ライブ公演を収録したDVDやブルーレイなどの映像作品は毎年、年間売り上げてで上位に入る人気ぶり。また、2011年の東日本大震災をきっかけに始まったチャリティーイベント「嵐のワクワク学校」を通じて被災地支援活動にも力を入れてきた。

 NHK紅白歌合戦には、デビュー10周年の2009年に初出場。翌2010年から5年連続でグループとして白組司会を務め、2014年には初の白組トリ、2016年には初の大トリも飾っている。昨年末の紅白でも、2度目の“大トリ”としてメドレーを披露した。

 5人は音楽活動だけでなく、バラエティー番組などでも活躍。これまでに4回、日本テレビ「24時間テレビ」のメーンパーソナリティーを務めたほか、現在はグループとしてフジテレビ「VS嵐」、日本テレビ「嵐にしやがれ」でGP帯の冠番組を持っている。

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